公開日:2016年06月22日

在宅医療の記念日

この暑さ、昨日暖房消した患者さん心配です・・・・

 

こんにちは、今日は皆さん何の日か知っているでしょうか?そう6月22日は”らい予防法による被害者の名誉回復及び追悼の日”です。(知っている人少ないですよね・・・自分も今朝医療ニュースぱらぱら見ているときに知りました。)厚生労働省のHPによると(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000047444.html 参照)「平成21年度から、ハンセン病療養所入所者等に対する補償金の支給等に関する法律の施行日である6月22日を「らい予防法による被害者の名誉回復及び追悼の日」と定め、厚生労働省主催による追悼、慰霊及び名誉回復の行事を行うこととしております。」とのこと。患者さんやその家族にとっては国が誤りを認めた喜ばしい日だと思います。

ちなみに喜ばしいと言えば在宅医にとって喜ばしいことってなんでしょうか?人によっては色々あるんだと思いますが自分はやっぱり「他の先生以外の人にはみてほしくない」とか「看取ってもらうなら先生がいい」とかって言われるのが単純ですが一番うれしいですね。こういう関係をつくるため、またはこういう関係があるからこそ深夜や土日、真夏や真冬でも訪問頑張れるんですよね。

ちょびっと脱線しましたが、そこで自在宅医療に関する記念日って何かないか調べてみました・・・・がそんなのないんですねー。<今日は訪問看護さんの日!!>とか<全国の在宅医療に関わる医療者の記念日>とかってあっても淡々と診療するよりは面白いんじゃないでしょうか・・・・皆さんはどう考えますか?

ということで僭越ながら自分が勝手にローカルな記念日作ってもいいでしょうか?っていうことで札幌の在宅医療記念日は<6月29日>に決めちゃいます!!(ええ、もちろん在宅医療協議会の第一回総会の日です・・・・)札幌の在宅医や訪問看護師さん、これから毎年6月29日には何か記念の講演なりなんなりしていきましょう!!もちろん自分は出しゃばらず縁の下で支えますよー、ってことで誰か来年から企画お願いできませんか?

↓↓↓”お願いします”の図です・・・・

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さて本日の気になる医療ニュースですが以下に一つ、薬事日報です。

病院の薬剤師さんが地域で果たす役割についてどうしていくか考えたい、とのことですが答えはもう明らかではないかなと個人的には思っています。それは「他職種と同じフィールドにでて、そして働くこと」・・・具体的には在宅での総合的な薬剤管理や副作用判定を行い、24時間体制で訪問診療医や訪問看護師と一緒に患者さんのケアを行うことができれば、必ず他職種から必要とされるようになると思います。それが難しければ・・・在宅医療の現場では必要とされなくなるのではないでしょうか。皆さんはどう考えますか?

薬事日報より

【日病薬】地域包括ケア、病院薬剤師の役割検討‐同時改定のデータ収集も必要 http://www.yakuji.co.jp/entry51581.html

日本病院薬剤師会は18日、通常総会を開き、2月の臨時総会で次期会長候補者に選出されていた木平健治副会長を新会長に選任した。木平新会長は、総会終了後の会見で、地域医療への取り組みの重要性を強調。2025年をメドに構築される地域包括ケアシステムの中で、病院薬剤師としてどう活躍できるかについて、早急に検討したい考えを示した。また、「他団体との関係構築も進め、病院薬剤師の存在を訴えていきたい」とし、日本薬剤師会だけでなく、複数の病院関係団体などとも緊密に連携していく方向性も示した。

木平氏は、これからの病院薬剤師を考える上で、地域医療が重要なテーマになると指摘。キーワードとして、地域包括ケアシステムや地域包括ケア病棟、療養病棟などを挙げ、「この辺りで薬剤師がどう活躍できるかについて、川上純一副会長を中心に考えたい」とし、病院薬剤師が地域の中で「力を発揮でき、それに対する評価も得られるようなシステムを構築したい」との考えを示した。

 

ってあっという間に6月も終わりそうですね・・・