診療報酬の改定⑤機能強化型訪問看護ステーションの要件見直し

機能強化型といわれる訪問看護ステーションの要件の見直しが出ています。これまでは在宅がん総合管理料を算定した場合は機能強化型ステーションの適応外となっていたのですがそれが見直されそうです。当然といえば当然と思っていますが皆さんはどう考えますか。機能強化ステーションは札幌規模の政令都市では恐らくできて4,5か所でしょうか。当院のステーションは今年はできたばかりでしたので今年は無理でしたが来年度はおそらく基準満たせそうですね。

いずれにせよ全体の問題として考えるなら、全国どこでもいかに看護師さんに訪問看護の魅力を伝え在宅にきてもらうのかが一番の問題です。今年は看護師さんに啓蒙活動できればなぁと考えています。

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000110251.html の個別改訂について から http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000110423.pdf のP133~

 

235

236237

当院はできるだけ在宅医療に関連するニュース、札幌の今の情報を発信していきたいと思っています!!

在宅医療全般に興味のある方は http://www.imai-hcc.com/archives/category/blog みてみてくださーい

 

 


訪問診療の相談に関して

最近よく<訪問診療の導入を考えているけどどうしたらいいの?>という相談が直接される機会が増えてきた気がしますのでこれを機会に訪問診療の導入について簡単に説明します。

訪問診療の導入に関しては大きく紹介元は①病院②ケアマネ③訪問看護④その他、となります。他の在宅療養支援診療所はわかりませんが当院は末期の悪性腫瘍や神経難病などの医療依存度の高い患者さんが多いため病院からの紹介が多くなっています。(以下この前講演会で使用した資料から)

キャプチャ

病院からはSWや退院調整看護師さんからの紹介という形になりますね。その場合はほぼ退院時カンファレンスや外来カンファレンスなどもできる限り積極的に行っています。(ちなみに外来カンファレンスは診療報酬つかないですが結構実用的でいいと思っています。)居宅の人や行政からは認知症や脳血管障害の方が多い印象です。いずれにせよ患者さんや家族が訪問診療の導入に関して必要なことは①まずはもう自宅で過ごされている場合はケアマネさんや訪問看護師さんに相談する②入院中であればSW、退院調整看護師、病棟看護師に早めに相談する③訪問診療のクリニックが近くにあれば気軽に相談してみる、といったことでしょうか。また癌やALSなどの神経難病の患者さんで、明らかに訪問診療が入った方がいい方でも入っていなかったことがこれまでも結構いらっしゃいました。通院がかなりつらい、もしくはつらくなると予想される患者さんは早めに各関係者や在宅療養支援診療所の相談員の方にまずは相談することをお勧めします。

当院はSWやケアマネージャーもいますので訪問診療の概要や相談、介護上の相談など困っている札幌在住の方がいましたら遠慮せずに気軽にご連絡ください。ちなみに当院の訪問区域別の資料も載せておきます。西区中央区がメインですが、手稲区、北区、南区、豊平区なども癌の患者さんの相談があれば訪問することもあります。

もっと在宅医療という制度がある、楽に自宅で過ごすことができるっていうことをみなさんに知ってほしいですね。まだまだ認知と啓蒙が必要と感じている今日この頃です。

キャプチャ2

 


診療報酬の改定④在宅医療における看取り実績に関する評価の充実

毎回在宅医療の診療報酬の改定について書いている理由は少しでも在宅医療をとりまく周辺事情について皆さんに知ってもらいたいからですが、少しは参考になっているでしょうか。今回は看取りの分野の評価に関してです。

在宅での看取りを積極的にやっている診療所を評価するとのことで、当院はこの診療所の施設基準には合致すると思います。ただ施設基準に関して少しハードルが高いなと感じたのは(4)ですね。<末期の悪性腫瘍等の患者であって、鎮痛剤の経口投与では疼痛が改善しないものに、患者が自ら注射によりオピオイド系鎮痛薬の注入を行う鎮痛療法を実施した実績を過去1年間に○件以上有すること。>とありますがこれはおそらくLegacyなどのCADを想定していると思います。これを使うのは看護師さんもなれないと駄目ですし医師や薬剤師の協力も不可欠です。装置自体も比較的高いですし・・・(先日3年間使用した機械が壊れて修理にだしましたが修理費用も結構高い見積もりでした。)おそらく件数は10件程度になるのではないかと勝手に予想していますがそれでも結構大変な件数ですね。

どの程度の数の在宅療養支援診療所が当てはまるのか、札幌での現状を考えるとおそらく当院と前野先生のホームケアクリニック札幌くらいになるのではないかなと漠然と考えています。いずれにせよ土日や夜間深夜、看取りまで頑張る在宅医療機関がこれを後押しに増えてくれればいいのですが、どうなるでしょうか。

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000110251.html の個別改訂について から http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000110423.pdf のP124~232a233b234a235a


クリニックの在宅医療連携室とは

当クリニックには「在宅医療連携室」があります。
訪問診療に関するお問い合わせ、相談窓口として、地域の医療機関や関係機関との連携を円滑に進めるための連絡・調整を行っております。また、患者様ご家族様からの様々なご相談もお受けしております。

IMG_3749

在宅医療連携室は、ケアマネージャー2名、ソーシャルワーカー2名が勤務しております。
お写真をご覧頂いてお分かりのように、密着した空間で机を向かい合わせ、お互いの仕事の様子が見える良い環境の中で働いております。

訪問診療を希望される患者様には、医療面の支援のみならず、その方の生活全般の支援が必要だと思います。
その中で社会的・心理的・経済的な面の問題を解決できるお手伝いを医療ソーシャルワーカーが担い、介護サービスが必要な方のお手伝いをケアマネージャーが担っています。

クリニックのソーシャルワーカーがどんなことをしているのか、ケアマネージャーとソーシャルワーカーが同じ場所で一緒に仕事をすることのメリットなどなど、お伝えしたいことはまだまだありますが、それはまた次回に。

IMG_3748


診療報酬の改定③休日の往診について

休日の往診についてはこれまでは再診料に休日加算がついていただけですが、今回の改定からは往診自体にも休日加算がつくようになりました。病床なしの機能強化型在宅療養支援診療所では加算が1500点つくようになります。これはびっくりするほどの額ですね。自分は病院と同じ感覚なので、土日祝日も患者さんにあわせ勤務するのが医療機関としては普通ではないかと認識しているのですが・・・・こんなにもらっていいのでしょうか?

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000110251.html の個別改訂について から http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000110423.pdf のP122~

 

231a232a


診療報酬の改定②在宅医療専門の医療機関に関する評価

在宅医療専門の医療機関についてその設置要件が具体的になってきました。在宅専門診療所設置要件を満たすのはそんなに難しくなさそうですが、在宅専門の診療所が在宅療養支援診療所として登録するハードルはかなり高くなる印象です。在宅専門の診療所は今後看取りや居宅の患者さん、要介護度3以上の患者さんをしっかりみていかないと在宅療養支援診療所としては認めませんよ、ということになるんですかね。

いままで在宅専門でやってきたクリニックでも、当院のように居宅患者さんの比率の多くない診療所は在宅療養支援診療所としても登録できなくなります。結果にかなり低い診療報酬になることになるので結構この内容は深い意味を持つと考えます。皆さんはどう考えますか?

 

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000110251.html の個別改訂について から http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000110423.pdf のP118~

228a229a230a231a

 


診療報酬の改定①在宅医療における重症度・ 居住場所に応じた評価

国から診療報酬改定の個別の試案がでてきましたね。在宅医療に限っていえばかなりの改悪となりそうです。そもそも制度(ルール)というものは、自分が考える範囲ではその基本条件として①公正であること②明確であること③できるだけ簡単であること、を満たす必要があると思うのですが、今回の改定を見る限り在宅医療の分野に関してはどんどん複雑になっていっています。これをきちんと理解して患者さんに説明するのってかなり大変だと思うんですが皆さんどう思いますか?そもそも患者さんや家族は理解できるでしょうか・・・・・・・一般の医師や開業医もこれをみて感じることは”在宅医療へのハードルがさらにあがったな”だと思います。

今回のブログから個別の項目についてあげてみていきたいと思いますのでみてみてください。皆さんの感想はいかがでしょうか。

 

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000110251.html の 個別改訂項目について http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000110423.pdf から

在宅医療における重症度・居住場所に応じた評価について(P111~)

224a225a226a227a228a


新年会

IMG_0509 IMG_0508 IMG_0506

投稿が遅くなりましたが、1月15日に医療法人青葉の新年会が開催されました。

今井医院長・副院長をはじめ、和田先生、小串先生、スタッフとその家族が参加して盛大に行われ、子供たちも参加して和気あいあいと楽しく和やかな会となりました。

院長からは「楽しく仕事をしながら、連携を取り合い良い医療を提供していきましょう」と抱負が述べられ、今年も一年このメンバーで力を合わせて頑張っていくことを確認しました。

利用者様やご家族の想いを大事にしながら、医療機関やと介護事業所との連携を密にして支援をしていきたいと思います。

新年会開催場所の写真です。中華料理のお店で、コース料理にふかひれが出てきて美味しかったですよ。


冬季の訪問診療

札幌は今日はすごい状況ですね。冬季の訪問診療はこんな感じですがスタッフ一同頑張って診療続けています。でも札幌でこの状況なら道路状況の悪い北海道の地方ならさらにつらいでしょうね。訪問医、訪問看護の皆さん事故には気をつけましょう!!

IMG_1482

IMG_1481

 


集団的個別指導に行ってきました。

北海道厚生局が3年に1度、市内の医療機関を順番に選んで行っている保険診療のための集団的個別指導に昨日事務の代表者とともに参加してきました。
会場はかでる2・7

IMG_1477

講義開始前に大学時代にお世話になった北海道脳神経外科の小柳先生にも久しぶりにお会いしたため、これまでのお礼もかねて御挨拶してきました。「頑張れよー」といつも通りの気さくな感じで激励されました。

講義は1時間30分。内容についてはスライドと資料を併用した形で保険診療全般についてと指導医官の先生からのおさえるべきポイントを聞きました。

以下は頂いた資料です

資料

講義の内容は詳しくは述べませんが、改めて感じたことは2点です。”保険診療≠理想の医療”、”制度とその現実的な運用については別ものであり、保険医は時代、周囲の空気を感じて行動しなければならない(もちろんルールは厳守した上でです、勘違いされないように一応書いておきます)”

他に参加された先生、事務の方はどう感じ、考えたでしょうか。あらためて今日からの診療に役立てていきたいと思います。