在宅医療の現場でのフェントステープの使用方法について
癌性疼痛のコントロールにはもちろん経口からの内服薬が教科書的にはファーストチョイスとなりますが、病院と違い在宅医療の現場ではなかなか難しい場合があります。認知症独居の患者さんでだれが内服薬を1日2回もしくは3回の服用を確認することができるでしょうか。正直難しいですよね。
そんな時はフェンタニルの貼付薬はよく使います。介護者がだれか毎日確認できる場合はフェントステープを(ほぼこちらを使っています)、金銭的な問題や介護的な問題から確認が毎日できない人の場合は長期間貼付できるデュロテップパッチを使用したりします。単純に痛みの具合だけでなく、その人の周囲の環境要因や人的資源、利用できる介護保険のサービスなどをうまくやりくりしながらやっていくのが在宅医療の醍醐味と思っています。
フェントステープに関しては他の薬剤からの変更でも1mgから開始するのが高齢者の場合は結構over doseとなる場合があります。薬剤費も考えると少しでも無駄をなくしたい、と考える患者さん家族とは話をして半量にカットして使用することがこれまでもありました。現実的には貼付面積を半分にしてください、やり方は・・・・・・と説明してできる人ならいいのですが、できない患者さんが高齢者や独居の人には多いんです。一度病院の先生から”切って使用してはいけません”と丁寧に手紙に書いてもらったことがありましたが、これまでの個人的な使用経験の範囲では半分にきっての使用は特に臨床面では問題なく使えるのかなという印象です。他の在宅医の先生も(おそらく)カットして使用するのは許容しているんじゃないかと思いますがどうでしょうかね。
7月に手稲の病院でPEACEに講師として参加するので他の先生にも聞く機会があれば、実臨床としてどうしているか聞いてみようと思っています。
(ちなみにPEACEについてはこちらを参照に http://www.jspm-peace.jp/)
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