公開日:2026年10月04日

新規開業への道、だいぶ厳しくなってきましたね・・・・【フラット35、ローン金利3.830%で過去最高】

こんにちは、札幌のかかりつけ医&病棟医&在宅医@今井です

ヤフーニュースさんで気になる記事を見かけましたのでシェアします。10月1日の記事です。

フラット35、ローン金利3.830%で過去最高

フラット35の10月の金利が3.830%となり、2017年の制度改正以降で過去最高になったとのこと。昨年10月は1.890%だったので、たった1年で倍になっている計算です。これはなかなかのインパクトですね・・・

ざっくり計算してみました。4000万円を35年で借りた場合、金利1.89%なら月々およそ13万円の返済が、3.83%だと月々およそ17万円を超えてきます。総返済額で見ると差は1800万円ほどになりますね。

なぜこの話が気になったかというと、医師が開業を考えるのって、ちょうど30代後半から40代にかけてなんですよね。子どもが生まれて、そろそろ家も・・・という時期とピッタリ重なるんです。

今井が宮の森で開業したのは2011年、30歳のときでした。当時を振り返ると、金利も低かったし、診療報酬もまだ今ほど締め付けがきつくなかった。正直、「時代に助けてもらった」部分はあったと思います(運も実力のうち、と言いたいところですが、先まで予測して行動していたので今井は完全に自分の力でだと思っています(^^♪)

比較して今、新規開業はだいぶきびしくなってきました。考えられる理由を以下に挙げてみます。

①家と開業の「ダブルローン」が重くなった

開業資金の借入に加えて、住宅ローン。どちらも金利が上がっています。開業直後は患者さんも少なく、収入が安定するまでに時間がかかるのに、その間の返済だけはしっかり来る。これは精神的にもかなりきついと思います・・・・

②診療報酬は「プラス改定」だけど、診療所に手厚いわけではない

2026年度の改定は本体+3.09%と、30年ぶりの大きなプラスと話題になりました。ただ、中身を見ると大半が賃上げと物価対応に充てられていて、経営悪化への緊急対応分も病院+0.40%に対して医科診療所は+0.02%。初診料は据え置き、再診料は1点増。新設された物価対応料も、マイナ保険証の利用率や電子処方箋などの条件付きです。つまり「増えた分はスタッフのお給料と光熱費に消えていく」構造なんですよね(あ、それが本来の趣旨でしたっけ??)。

そしてこれから先も良くなる見込みは正直、ない・・・・この状況で勝てるクリニックをつくるのは中々ハードルが高いですよね。

③そもそも「どこでも開業できる」時代ではなくなってきた

外来医師が多い地域での新規開業には、事前の届出や、地域で足りない機能(夜間・休日対応や在宅医療など)を担ってほしいという要請が入る仕組みが動き始めています。都市部で「駅前に内科を出せばなんとかなる」という時代は、もう終わりつつあるのかもしれません。

④人が採用できない、人件費が上がる

看護師さんも医療事務さんも、本当に採用が難しくなっています。賃上げしないと来てもらえない、でも診療報酬はそこまで増えていない、というジレンマにどう向き合うか・・・正直開業当初は人のマネジメントのレベルも低いですし、その中で対応していくことはかなりハードルは高いですよね。

・

・

・

・

と、ここまで書くとかなり暗い話になってしまいました(^^;ただ、在宅医療に関してはやりようによってはいけるとは思います。

なぜかというと、国が向かっている方向≒在宅医療だからです。

高齢化はこれからが本番で、「最期まで家で」と願う方は確実に増えています。先ほどの開業規制の話でも、地域で足りない機能として在宅医療が挙がっている。つまり「求められている場所」に立てるんです。

ただもちろん、甘い話では当然ですがありません

〇24時間365日の体制を、一人で背負わない仕組みを作れるか?もしくは一人で背負い続けるのか??

〇施設に偏らず、ご自宅の患者さんをきちんと診られるか??

〇訪問看護やケアマネさん、病院との連携を「顔の見える関係」で回せるか??

〇看取りまで含めて、ご家族と一緒に悩める覚悟があるか??

〇今開業している既存の開業在宅医とは何か違った特徴を出せるのか?

このあたりがクリアできないと、在宅医療はむしろ一番しんどい分野になります。実際、制度の隙間をねらった「数で稼ぐ」タイプの在宅は、改定のたびに締め付けられてきました。逆に言えば、地道に地域と向き合っている在宅医療は、これからも必要とされ続けるはずです。

ということで今日一番言いたいことは以下です(^^♪↓

これから開業を考えている先生方、あるいは開業せずに「法人の中で在宅をやってみる」という選択肢を考えている先生方、札幌で今井と一緒に在宅やってみませんか?

きっと色々とアドバイスはしてあげられると思います。実際開業した先生はその後会いに来てくれていますしアドバイスも都度都度してあげていますよ(中逵先生とかでブログググってみてください)

さて今日は日曜日。札幌はすっかり秋の空気になってきました。家でゆっくり過ごす方も、お仕事の方も、今日が皆さんにとって素敵な1日となりますように!!今井はコツコツと業務していきます。

 

↓入職や見学の問い合わせ先はこちらから↓担当:人事部 栄浪

連絡先:011-215-8098 メール:nakayama-asa@imai-hcc.com

書類送付先:〒063-0803 札幌市西区二十四軒3条7丁目1-24

医療法人社団青葉 法人本部管理課 栄浪、中山宛

時間ある方は以下の項目をチェック!!

法人のこれまでのこと、これからのことを確認したい人はこちら↓

【2026年版】法人の歩みと「これから描く未来図」について

いまいホームケアクリニックの診療実績はこちらです↓

【2026年上半期】当院の活動を数字で振り返る

2026年6月に地域の医療機関、多職種の事業所さんに連携業務についてアンケートをお願いしました。その結果を確認したい方はこちら↓

【アンケート結果はこちらで全公開】いまいホームケアクリニック、さっぽろみなみホームケアクリニックの連携業務へのアンケートのご協力、ありがとうございました!

在宅クリニック、有床診療所、訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所・・・なぜ当法人がそれらを運営しているのかを知りたい方はこちら↓

【2026年版】なぜ私たちは「複合体(クリニック・病院・訪看)」である必要があるのか?

3診療所で随時医師募集しています。内容確認の上是非ご連絡ください↓

【2026年版】在宅医・総合診療医、そして「法人内開業希望医」募集!~医師としてのキャリアと経営マインドを磨く~

看護師、MSW、リハスタッフ、ケアマネさんなど募集中。一同じマインドをもつスタッフと一緒に働きませんか?↓

【2026年版】多職種連携のリアル~看護師・MSW・リハ職が「主役」になれる職場~

アクティブに活動する医療法人でクリニック運営、人事部、広報活動などを情熱をもって一緒にやっていきませんか↓

【2026年版】「医療」を支えるのは医師や看護師だけじゃない!事務長候補・人事・広報などの総合職を本気で募集します!!

事務長、事務次長候補も募集しています!こちらをどうぞ↓

事務長、事務次長候補の方を1名募集しています。興味ある方はまずはご連絡ください。