化学療法と在宅緩和ケアの間に横たわる深い溝~これをつなぐのは訪問看護師さんしかいない!
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です。
今年は既に7、80名近い患者さんを在宅でお看取りし、初診も毎月50件以上、医療機関に限らず色々な事業所さんから診療所に患者さんを紹介してもらっています。
地域から必要とされるのはすごくありがたいですし!(^^)!できるだけ軽度から重度の患者さんまで断ることなく幅広く診察していきたいなと思っていますよ。
さてそんな中、病院から化学療法後に在宅緩和ケア目的に紹介されてくる患者さんが一定数いらっしゃいます。治療終了後「これ以上の積極的な治療は難しいですね」と言われても、若年者の方などはやはり中々納得することが難しいのが現状・・・本当にどう寄り添ってあげればいいのか、今井もそうですが現場のスタッフは毎回皆で悩んでいます。
決して病院側はそうではないと思うのですが、「治療が困難です、あとは緩和ケアを緩和ケア病院か在宅でしていきましょう」=病院に見捨てられた、と感じる患者さんやご家族が一定数いますよね?そんな時、患者さんやご家族の支えになるのは誰が望ましいでしょうか?
今井が思うに、この問題の解決としては治療の時から一貫してサポートしてくれている訪問看護師の存在は大きいんじゃないかなと考えています。どうでしょうか?
ただ多くの病院ではやっぱり、治療中から訪問看護を積極的に活用、導入するというのはなされていないのが現状です。現実的には病院での治療と在宅での緩和ケアには深い隙間があるのが現実・・・これは非常に残念なことですね。
少なくとも下記のこんな患者さんがいた場合には、治療中であっても積極的に訪問看護師を導入してほしい、病院の医療者の方には是非覚えておいて実践して欲しいと在宅医である今井は思います。
〇40代〜50代の若年者、在宅酸素を導入した方
〇CVポートを留置して在宅で点滴を行う方
〇麻薬処方が開始となり疼痛や排便管理、細かな内服管理が必要となった方
〇そしてスピリチュアルなケアが患者さんやご家族に必要になってきた方
・・・このあたりが今井の中での一つの目安ですかね(^^♪
化学療法⇔在宅緩和ケアにおいてシームレスな患者支援を行う鍵は訪問看護師にある、大事なので何度もいいますが、患者さんやご家族が納得のいく時間を少しでも長く過ごせるように、もっと治療中から訪問看護師さんを活用してくださいね〜!!と、札幌の在宅医からのお願いでした!
皆さんのまわりではいかがですか?訪問看護師さんうまく活用できていますか?よかったら地域の状況、教えてくださいね。
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