公開日:2026年08月16日

在宅医の選び方には要注意!最近よくクリニック変更希望で当院に依頼が来ます・・・

こんにちは、札幌のかかりつけ医&病棟医&在宅医@今井です

今日は「在宅医をどうやって選べばいいか」について、業界の内側にいる今井が正直に書いてみようと思います。というのも最近よくいまいホームケアクリニックの方に「今の在宅医が今一つなんで変えてほしい」っていう新規の依頼が来るから・・・

多くの患者さんやご家族が、外来や入院から在宅医療に移行するとき、「どこに頼めばいいかわからない」と感じているのが実情ではないでしょうか??

病院のMSWやかかりつけ医、ケアマネさんに紹介してもらうことが多いですが、「これって本当にいい先生なのかな」と不安に思う方もいると思います・・・そこで今日は、在宅医を選ぶときに今井が「これは大事だよ」と思うポイントをフランクに紹介します(^^♪

①「最期まで看てもらえるか」を最初に聞く

在宅医を選ぶとき、一番最初に確認してほしいことはこれです。

「最期まで、自宅で看取ってもらえますか?」

この質問に対して、はっきり「はい」と答えてくれる在宅医を選んでください。

「状況によっては」「できる限り」という曖昧な答えが返ってくる場合は、少し注意が必要です。在宅医の中には、状態が悪くなったら「やっぱり入院を」と勧めるケースが多い先生もいます。「最期まで自宅で」を希望しているなら、最初にその意思を伝えて、それを支持してくれる在宅医を選ぶことが大切です。

②緊急時の対応体制を確認する

在宅医療で「夜中に急に苦しくなった」「朝起きたら様子がおかしい」——こういう場面は必ず来ます。

そのとき「先生に電話できるか」「来てもらえるか」——この体制が整っているかどうかは、在宅医を選ぶ上で非常に重要なポイントです。

確認すべきこと——

〇 24時間・365日連絡できるか 〇 夜間・休日の往診に対応しているか 〇 複数の医師で対応しているか(1人の場合、その先生が不在のときはどうなるか)

「緊急のときはどうなりますか?」と直接聞いてみてください。実際その先生が動いているような気配がなければ・・・危険かも(特にグループホームや高齢者住宅専門に出入りしているクリニックは・・・)

③「何でも相談できる雰囲気か」を肌で感じる

医学的なスキルも大事ですが、在宅医療では「この先生に話しやすいか」という感覚も同じくらい重要です。

初回の診察で感じてほしいのはこれです。

〇 話をきちんと聞いてくれるか

〇 専門用語だけで説明しないか

〇 患者さん本人だけでなく家族にも目を向けてくれるか

〇 「こんなこと聞いていいのかな」という質問にも嫌な顔をせず答えてくれるか

在宅医療は長期的な関係です。最初の印象が「なんとなく話しにくい」と感じたら、それは大事なサインかもしれません。そういう直感、結構あたりますよ(^^♪

④訪問看護との連携が取れているか

在宅医療はチームで動きます。医師だけでなく、訪問看護師・ケアマネ・ヘルパーとの連携が取れているかどうかが、ケアの質に大きく影響します。

在宅医を選ぶとき、「どの訪問看護ステーションと連携していますか?」と聞いてみてください。もしくは「どう連携していますか?」と。

特定の訪問看護ステーションとしか連携していない、あるいは看護師との情報共有の認識が薄い——こういう場合は要注意です。

また、すでに利用している訪問看護ステーションがある場合は「その看護師さんたちとも連携してもらえますか?」と確認してみてくださいね。

⑤複数の事業所に話を聞いてみる

これ、意外とやっていない方が多いです。ケアマネさんから1か所だけ紹介されて、そのまま決めてしまう——これはもったいない。

可能であれば2〜3か所の在宅医に話を聞いてみて、「一番話しやすかった」「考え方が合いそうだった」という感覚で選ぶことをお勧めします。

「一度決めたら変えられない」ということはありません。合わないと感じたら変えていいです。在宅医は「変えていい」ということを、多くの方が知らないんですよね。玉石混淆は在宅医にも残念ながら当てはまります・・

⑥法人規模と体制を確認する

在宅医が1人で運営しているクリニックと、複数の医師・看護師・ケアマネが連携している法人では、対応できる幅が変わります。どちらが良い悪いではありませんが——

1人体制の場合:その先生が急病・旅行・学会などで不在のとき、誰が対応するか

複数体制の場合:担当医師がころころ変わらないか、情報共有がきちんとできているか

どちらにもメリットデメリットがあるので「先生が急に来られないときはどうなりますか?」と聞いてみるのが一番わかりやすいですよ。

⑦「在宅で最期まで」を支持してくれる文化があるか

最後はちょっと感覚的な話になりますが、これが一番大事かもしれません。

在宅医療機関にも、「できるだけ最期まで自宅で」という文化がある法人と、「何かあったらすぐ入院を」という文化がある法人があります。

ホームページのブログ・理念・スタッフの言葉——こういったものから、その医療機関がどういう価値観を持っているかを読み取ることができます。

「この法人、自分たちの考え方と合いそうだ」という感覚を大事にしてください。

最後に——遠慮しないでください

「在宅医に色々聞いていいのかな」と遠慮する方が多いですが、全然いいです。むしろ聞いてほしい。大事な家族の医療を任せる相手を選ぶのですから、納得いくまで確認することは当然の権利です。

「この先生に任せたい」と思える在宅医に出会えることを、今井は願っています(^^♪

あとで変更するより最初にちょっとだけ頑張った方がいい結果になるような気がします(たいてい変更する時って何かしたらイベント起きてそれに対して不満な対応だったから、というのが多いんですよね)

と簡単に書かさせて頂きました。当法人の診療所ではMSWがまずは相談窓口として業務しています。気軽に相談してみてください。お待ちしています。

 

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