リベンジ夜更かし、夏だけはご遠慮を!【なぜ私たちは「リベンジ夜更かし」をしてしまうのか-現在志向と睡眠のトレードオフ】
こんにちは、札幌のかかりつけ医&病棟医&在宅医@今井です
皆さん睡眠時間は意識してとれていますか??今日はちょっとだけ「夜更かし」の話をしてみようと思います(^^♪
先日こんな研究レポートが目に留まりました。7月24日公開のニッセイ基礎研究所が発表した「リベンジ夜更かし」に関するレポートです。
「リベンジ夜更かし」って何?
「早く寝た方がいい」とわかっていながら、日中に失われた自由時間を夜に取り戻そうとする行動のことです。
仕事や家事に追われて自分の時間がほとんどない。夜になってようやく「自分だけの時間」が来る。動画を見る、SNSを眺める、ゲームをする——「あと少しだけ」がどんどん続いて、気がついたら深夜になっていた・・・・
これ、心当たりがある方、多いんじゃないでしょうか(^^♪今井もよくあります。
調査によると日本人の約50%が経験あり。アメリカでは96%が経験していて、年間300時間以上の睡眠を失っているという結果も出ています。
これは「意志が弱い」わけじゃない
リベンジ夜更かしをしている人の約47%が「満足している」と回答しているというのも興味深い。
睡眠不足になるとわかっていても、「今日を自分のために生きた」という実感が得られる——それが夜更かしを続けさせる理由だということです。
単なる怠け者とか意志が弱いとかではなく、日中に自分の時間がほとんど取れない現代人が、唯一自由に使える夜の時間を手放せないのは、ある意味で自然な反応だと今井は思います。
ただし——夏だけはちょっと待ってください
リベンジ夜更かしを完全に否定するつもりはありません。自分の時間を確保することは、精神的な健康のためにも大事なことです。
でも医療、在宅医療の現場にいる者として、一つだけお伝えしたいことがあります。
夏場の睡眠不足は、他の季節より明らかに体へのダメージが大きいです(^^♪
夏は気温・湿度が高く、寝ている間も体力を消耗します。エアコンをつけていても、体は暑さに対応するためにエネルギーを使い続けている。そこに睡眠不足が重なると——
〇 免疫力が落ちる
〇 熱中症のリスクが上がる
〇 自律神経が乱れやすくなる
〇 気力・判断力が低下する
〇 夏バテが長引く
特に高齢の方・持病のある方・子育て中の方・介護をしている方——日中から体力を使っている方ほど、睡眠不足のダメージが蓄積しやすいです。
医療者・介護者の皆さんへ
また在宅医療・訪問看護・介護の現場で働いている皆さんにも伝えたいことがあります。
夏場の訪問業務は、移動だけでもかなり体力を消耗します。炎天下での移動・密閉された室内・重装備での対応——これが毎日続く中で睡眠不足が重なると、判断力の低下・感情コントロールの悪化につながります。
患者さんへのケアの質は、皆さん自身の体調と直結しています。
「リベンジ夜更かしで自分の時間を確保したい」という気持ちはよくわかります。でも夏の間だけは、少しだけ早めに寝てほしいと思っています(^^♪
自分の時間を確保する、別の方法も
「でも夜しか自分の時間がない」という方へ。
夜更かしの代わりに、朝少し早く起きて自分の時間を作るという方法もあります。夜と違い、朝は体が睡眠でリセットされた後なので、同じ1時間でも質が違います。
またどうしても夜更かししたなら15〜20分の昼寝も有効です。午後のパフォーマンスを大きく改善することがわかっています。在宅医療の現場ではなかなか難しいかもしれませんが、昼休みに少し目を閉じるだけでも違いますよ!!
ってことで皆で夏を元気に乗り越えて、秋に向けて一緒に頑張りましょう(^^♪リベンジ夜更かし&短時間睡眠、なるべく避けてくださいね。
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