公開日:2026年07月15日

結局は大学にうまみがないから?それとももう地域に医師は必要ないから?【札幌医科大、地域枠定員を3分の1削減へ 入試制度改革案 28年春から】

こんにちは、札幌のかかりつけ医&病棟医&在宅医@今井です

皆さんの地域は医師余り?医師不足?どちらでしょうか?今回のブログはちょっと気になった記事が目に入ったのでそのことに関してです。医学部の「地域枠」、実は削減の方向で議論が進んでいるって知ってましたか?

以下目に入った記事です@7月14日の道新さん

札幌医科大、地域枠定員を3分の1削減へ 入試制度改革案 28年春から

背景にあることですが、厚生労働省の「医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」で、2027年度(令和9年度)の医学部定員について、大学の定員に上乗せして募集している「臨時定員」(地域枠はこの中に含まれます)を減らす方向に向いています。

要因は単純、少子化による人口減少。医学部の定員は2003〜2007年度の7,625人から2025年度には9,393人まで増えていて、地域枠を含む臨時定員の割合も2007年度の2.3%から2024年度には19.5%まで膨らんでいます。でも日本の人口はこれから減っていく一方で、今の定員のまま人口だけ減れば、2050年には約85人に1人が医学部に進学する計算になってしまうとか・・・

さて今回の札幌医大に関してですが、道が「地域枠」卒業生の約3割が大学に所属していない(=地域に残っていない)ことを初めて明らかにしたという報道もありました。

札幌医科大「地域枠」の卒業生、3割大学に戻らず 北海道内の医師確保狙った制度、強制力なし

■ 1在宅医としての本音

正直言ってもちろん、少子化で医師が過剰になる将来を見据えた「適正化」という理屈は分かります。分かりますが、「じゃあ北海道みたいな医師偏在地域はどうなるの?」という問いへの答えが、まだ全然見えてこない気がするんですよね。か、もう地域の医療は想像の範囲を超えてシュリンクすることが理解できているけどそれはオフィシャルにしないだけなのか・・・

まぁでも大学もその方向で問題なくすすんでいくっていくことは単純に大学にとっても地域枠って言う制度、うまみが少ないからっていうのも本音としてはあるんでしょう。

それにしても地域枠のすげ替えの”道民枠”ってつくるんですね(^^♪せっかくなんでネーミング、なんなら屯田兵くらいにしたも1道産子としてはいいんじゃないかと思いますが・・・え?そんな名前ならだれも応募しない?でも業務としてはその名前がぴったりの業務となるような・・・今井だけの考えでしょうか。

医師の地域枠の問題、今後の社会保障制度システムをどう作っていくかの根幹に近い大事な問題のような気がします。国は色々議論をしてはいますが、もっと国民一人一人にわかりやすいように論点を整理したり方向性を明示したりっていうのをすべきではないでしょうか?今井のように中医協や財政制度審議会の資料読み込む人って少ないですからね・・・皆さんのご意見はいかがでしょうか?

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