公開日:2026年07月10日

愛のある在宅医療をやっていこう。

こんにちは、札幌のかかりつけ医&病棟医&在宅医@今井です

今日はちょっと青臭いことを書いてみようと思います。でも、最近ずっと頭の中にあることなので、正直に書かせてくーださい。

「こなしている」医療が増えた気がする

在宅医療の現場に15年いると、いろんな事業所のいろんなスタッフと関わります。そのなかで最近、少し気になることがあります。

訪問に来ても、決まった手順を済ませて帰っていく。バイタルを測って、薬を確認して、記録を書いて、終わり。患者さんが何か話しかけても、そそくさと次の訪問へ。

「業務」としてはなんの問題もない。でも・・・・なんか違うよな、と感じることが正直あります。

在宅の医療や介護って、「こなすもの」じゃないはずですよね。

愛のある在宅医療って、何だろう

「愛のある在宅医療」なんて言うと、少し大げさに聞こえるかもしれません(^^♪でも今井が思うのは、難しい話じゃないんですよね。

「この人、今日顔色がいつもと少し違うな」と気づくこと。「最近食欲どうですか?」と一言声をかけること。「なんか元気なさそうだけど、何かありましたか?」と立ち止まること。

要するに、目の前の人に「関心を持つ」ことだと思っています。

マニュアル通りにやれば誰でもできることと、その人のことを本当に気にかけながらやることは、見た目は同じでも、患者さんには伝わるものが全然違う。

「先生が来てくれると安心する」という言葉の裏には、そういうことがあるんだと思っていますよ。

マニュアル化、効率化と「愛」は矛盾しない

誤解してほしくないのですが、今井は「マニュアル化、効率化するな」と言いたいわけじゃないです。

むしろ業務の効率化は積極的に進めるべきだと思っています。書類作成や移動の効率化、ICTの活用——これらをどんどん進めることで、人にしかできないことに使える時間が増える

効率化は「こなす時間を増やすため」じゃなくて、「患者さんと向き合う時間を増やすため」にやるものだと思っています。

スタッフへ

当法人のスタッフにも、改めて伝えたいことがあります。忙しい日が続くと、どうしても「こなすモード」になってしまうことがある。今井自身もまぁ当然ですがそういう日もあるのは否定はしません。

でも、患者さんの自宅に上がったとき、その人の「生活」が見える。部屋の様子、飾ってある写真、庭の花、家族との関係——診察室では絶対に見えないものがそこにある。

それを感じながら医療をするのが在宅医療の醍醐味だし、それができる場所に自分たちはいる。

「愛のある医療」は、特別なスキルじゃない。ちょっとした「関心」と「余白」を持って患者さんと向き合うことから始まると思っています

愛のある在宅医療をコツコツと!楽しく頑張っていきたいと思います。

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