公開日:2025年11月15日

消化器外科に続き胸部外科学会も「インセンティブを!」と主張。これにはちょっと賛同は・・・

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です

 

先ほどm3さんで気になるタイトルの記事を見かけました。以下の記事です。

胸部外科手術の拠点化・インセンティブ付与を、学会が声明

うーん、まぁひとまず元の声明文、一次資料自分で読みたいなと考え学会のHPにアクセスしたところ以下の文章が公開されていました。

「胸部外科診療の質向上と、胸部外科医の働き方改革との両立に向けた施設拠点化の推進とその支援を求めます」

今井個人としては施設の集約化やインフラ整備、Dx推進、診療報酬制度での評価などは学会としての主張として全くもって正当性があると考えますが、

外科医へのインセンティブの付与

については歪な主張ではないかと考えます。

そもそも外科医の仕事って外科医だけで完結するものではないので、麻酔科医や術場看護師含め関わる全ての人評価するの?って話にもなりますよね。インセンティブについてもっと掘り下げると、手術件数の少ない施設の外科医も多い施設の外科医も同じインセンティブだすの?ださないなら医療の質に関連してインセンティブだすの?それとも手術件数に応じて?とか色々な複雑的な問題を孕むことになり、歪な医療提供構造になること間違いないと考えています。

 

・・・それよりも学会としてはもっと自助努力として施設の集約化を進めるべきだし、それに向けた専門医制度の在り方などを考えるべきではないでしょうかね?成り手が減っているのは決して外部要因だけではないハズではないでしょうか?

各学会が「人少ないから、医療で必要だから当学会の専門医にはインセンティブを!」なーんて主張していたらきりがないかなと。それよりも医療の制度、社会保障制度全体を持続可能なものとするように主張していく方が学会の立場を超えた共感を得られるのではないか、なーんて1町医者としては考えてしまいますね。

 

今井はインセンティブなんかつくんないで、現場で頑張られている外科医の先生が診療報酬上も、病院の給与体系上もきちんと評価されて報われる持続的なシステムを作ることの方が重要ではないかと考えています。皆さんのお考えはいかがでしょうか??(駄文ですみません、思いつくまま適当に書いているのでご勘弁を!(^^)!)

 

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