分娩施設の集約化は待ったなしの問題ですね。【資料:産科危機的出血に係る 妊産婦死亡事例の分析】
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です
10月22日、日本医療安全調査機構さんから資料が公開されました。妊娠→出産という産科の医療安全、リスクマネジメントについての分析報告書です。少し長いですが一読する価値があると今井は判断していますので共有しますね。社会保障制度について興味ある方一読してみてください。
産科危機的出血に係る妊産婦死亡事例の分析
資料を読んで感じることは
「医療に求められるハードルが本当にメチャクチャ高いな」
と。
このどれか一つでもミスったら正直訴訟になるリスク大、個人としての医師キャリアも終了すると思ったら、人手(医師数)が少ないところでのお産なんか120%無理と誰しもが思うのではないでしょうか?
調査委員会は冒頭に
<本提言書の位置づけは、学会から出される指針と異なり、「死亡に至る
ことを回避する」という視点で、再発防止の考え方を示したものであり、
これにより、医療従事者の裁量を制限したり、あるいは新たな義務や責
任を課したりするものではありません。>
と言っているですが、ガイドライン的にこうすべし!っていう項目があると何か結果がよくなくトラブルになった時には、絶対にこの分析報告書が一つの基準となってその通りにやっていないと訴訟となっていくんだろうなと今井は考えてしまいます。皆さんもそう思いませんか?
最近地方の病院が分娩を辞めたというニュース、よく目に入っています。
産科で医療ミス…松本市立病院が分娩廃止「安全な態勢の継続は困難」「助産師のスキル低下、医師・助産師の確保といった医療安全上の問題」
10月から分娩休止 長崎県上五島病院「例外認めると安全を担保できない」 週2日の外来診療スタート
2025年~30年にかけて産科に関してはもっと医療機関の集約化が進むでしょうし進むべきでしょう。そうなると地方の過疎化もさらに加速していくはず・・・人口減少のフェーズもまたギアが一段あがりそうですね。
皆さんはこの資料を読み何を感じましたか?よければ教えてくださいね。
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