職員向けコラムのご紹介~週間今井コラム110 <10月から医療費制度が変更に──身体障害制度を理解し、全在宅患者さんに適応がないか皆で確認していきましょう!>
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です
このブログとは別に職員向けのコラムを週1で書いて色々伝えていますが、今回遂に100回を超え110回まできたので!(^^)!、その110回目のコラム内容を少しだけお伝えしたいと思います。職員になればこのコラム毎週読めますよ!!就職希望者の方お待ちしています。
では110回目のコラムのご紹介です。以下どうぞ↓
週間今井コラム110<10月から医療費制度が変更に──身体障害制度を理解し、全在宅患者さんに適応がないか皆で確認していきましょう!>
皆さん、今年の春に「高額療養費制度の変更」について議論があったのを覚えていますか?
10月1日からは高齢者で一定所得以上の方の自己負担割合が【1割→2割】に引き上げられました。今後も医療費の上昇と、それに伴う社会保障制度の見直しは続いていくと思われます。
先日、ある在宅患者さんが医療費負担の増加を理由に「月1回の診療に変更したい」と希望されたケースをモバカルの掲示板で確認しました。当法人では原則として月1診療は認めていませんが、今後このような経済的理由による受診回数の調整希望は、今後さらに増えていく可能性があります。また診療だけでなく同様の問題は訪問看護でも起こり得ますよね(例:週1回→月2回への変更希望など)。
今井は皆さんに、「毎回の診療や看護で必ずアセスメント、介入し、訪問の価値を出していくこと」をお願いしていますが、それに加えて今回もう一つ意識してほしいことがあります。
それは、「身体障害者に該当する方には、きちんと制度を紹介し、つなげてあげること」ですよ。
札幌市では、身体障害1〜3級に該当すると、医療面で一定の優遇を受けられます。ところが実際には(皆も経験あると思いますが)、該当するにもかかわらず申請されていないケースも少なくありません。特に認知症や廃用症候群などで身体機能が低下している方、そのまま見逃されていることも多いのが現状です。
こうした方々の経済的負担を少しでも軽減できるよう、「該当する可能性がある方には制度を活用してもらう」という視点を、ぜひ持ってください。在宅医療者って「医療を提供すること」と同じくらい、「患者さんの生活を支える制度に目を向けること」も大切ではないかと今井は考えています。
使える制度はしっかり使ってあげる。
来週からは医師・看護師だけでなく、MSWや医療事務の皆さんも「この方、該当しないかな?」と気づいたら、ぜひ声をかけてください。全員で協力しながら、患者さんの生活を守る取り組みを進めていきましょう!是非事業所単位でも確認の取り組み、してみてください。
よろしくお願いしますね!
ということでこんな感じでスタッフさん向けには毎週毎週伝えたいことを書いています。金銭面でのサポートも診療と同じくらい患者さんにとっては重要ですよね!(^^)!そういう広い視野をスタッフにはもってもらいたいと切に願っています。
さて今日はちょっと読書しながら書類整理を少しやっていきたいと思います。コツコツと積み上げていきたいですね。
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