こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です。

つい数年前までファス〇ドクターやコー〇ドクターなど夜間往診サービス会社が「救急医療を救う！」とか「地域を守る」みたいに時代の寵児としてもてはやされた時もありましたね。ただ現状はどうでしょうか？

２０２４年の診療報酬改定で”儲けすぎ”と指摘、点数ががっつり減ったこともあり、撤退した会社もあれば自己負担（交通費やサービス利用費）を１万円前後とりながら診療を続けている会社もあります。が、正直なところアクティビティも当然数分の１になっているでしょうし、今井の感想としては

所詮継続しない、一過性のお金のための事業だったんだ

かなと考えています。

コロナ禍で一定の役割は果たしたことは否定はしませんが、結局は医療って続けてナンボ、持続してこそ地域や社会のためになると今井は確信しています。皆さんのお考えはいかがでしょうか？

さて小児の夜間や土日の診療に関して日本総研さんから面白い資料が公開されていました。９月９日に公開された以下の資料、良ければ一読してみてください。

夜間・休日の小児救急医療体制整備に関するアンケート調査

サンプリングバイアスはあるでしょうが、小児医療の充実、負担軽減を希望する子育て世代が多いのはまず間違いない事実ではあるでしょう。そのためには

①小児科施設の集約

②診療報酬でのバックアップ、もしくは行政の支援

が何よりも必要になってくるでしょうが・・・ただ今後小児科に進む医師ってかなりレアになることは間違いありません。小児科に進む=需要が極端に少ない分野に進むという意味になってきますので、待遇自体正直厳しいものになるでしょうから。

シュリンクしていく社会の中で必要な医療や介護をどう担保するのか、難しいかじ取りが必要になってきますね。今後も定点観測して自分なりに問題意識をもって考えていきたいと思います。

以下興味ある項目をチェックしてみてください！！

２４年１１月開設予定の有床診療所の看護師さん募集始めました。→こちらをどうぞ！

２０２４年上半期の当院の診療実績→こちらをどうぞ！

入職祝い金制度導入しました。是非直接応募ください→こちらをどうぞ！

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