公開日:2024年02月21日

資料提供: いわゆる疑似ナーシングホーム問題について

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

MRICさんの記事で気になる記事を見つけましたのでご紹介します。記事の内容全文は是非リンク先でご確認ください。

 いわゆる疑似ナーシングホーム問題について

ちょっとだけ気になったところのみ引用させて頂きます。

「・・・「ナーシングホーム」事業者は、初期の段階では「ターミナルケア」「神経難病」の患者さんたちを救済するという気持ちもあったであろうが、現在は完全な営利事業のモデルとなっている。

営利事業の構造は「安い収容施設」に収容し、そこに訪問診療・訪問歯科・訪問看護・訪問薬剤・訪問リハ・訪問介護を組み合わせて医療保険費・介護保険費で回収する。患者一人当たり月100万円になるという。入院日当円にすると3万円以上となる。・・・

厚生労働省は「医療費抑制」のために、これらの対象者を入院施設から追い出したのに、制度の隙間を狙った営利事業者たちが、楽して儲かる手立てを考え出した。日当円3万円ならば保険診療できちんとしたケアができるはずだが。厚生労働省が机上で考えてきた「医療費抑制政策」。現場で何が起きているかしっかり見てほしい。・・・

末期癌の患者さんや神経難病の患者さんこそ保険制度や社会が守るべき存在なのに、利益の対象にされたらたまらない。医療保険制度の在り方が問われる。」

 

個人的には在宅医療や介護の分野で営利企業が活躍するのは現状では仕方ないことだと割り切っています。ただそれでも「きちんとしたケアや医療を提供するなら」というのが大前提とし必要ですが。

 

現状で問題なのは、

①内容が伴わない事業所が多い。またその事業に(給与がいいからといって)加担する医師や看護師が存在する

②診療報酬や介護報酬の違反した場合の罰則規定が緩すぎる。運営会社にもっと厳しい制裁を科すべき。それがないからすれすれの違法行為が横行する

なんだと思います。

札幌でもいけてない事業所さん、それなりに存在していますよね・・・

 

基本的には今井は企業としての実利と良質な医療を提供するという社会的な目的と、公的な利益の追求と私的な利益の追求は相反するものではなく両者とも同時に達成可能だと思っています。(ただこれって本当に経営者の考え一つなんですよね。)

当院で研修して在宅のマインドを十分に理解してくれた人でもいざ自分で開業すると人が変わったように私的利益重視になってしまった人もいますし・・・・難しい問題ですが社会問題化してさらに大きなトラブルにつながる前に上記問題は国が介入すべきではないかと思いますよ。

それにしても上記の記事の”疑似ナーシングホーム”って笑えますね。本来のナーシングホームの精神とは似ても似つかないのでそう表現しているのでしょうが、本当に言い得て妙ですね!(^^)!

 

皆さんの周りではどうですか?上の図のように目がドルマークになっている、金が全てと言わんばかりのちょっと醜い医療者や事業者、いませんか?!(^^)!

 

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