公開日:2023年05月25日

北里大学がやっとイベルメクチンに関しての論文を出しましたね。推奨していた医師は何を想うのでしょうか?

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

北里大学がようやくコロナに対してのイベルメクチンの効果に関しての臨床試験の結果を報告しましたね。以下5月24日の記事です。どうぞ↓

イベルメクチン 新型コロナ患者に投与も効果みられず 北里大

「寄生虫が原因で失明などが引き起こされる感染症の特効薬「イベルメクチン」について、新型コロナ患者に投与しても効果がみられなかったとする結果を、治験を進めていた北里大学病院などのグループが発表しました。

治験は北里大学病院などのグループが行い、今月22日、海外の医学雑誌に結果をまとめた論文を発表しました。

それによりますと、治験は2020年8月からおととし10月まで新型コロナに感染した20歳以上の中等症までの患者248人を対象に行われ、イベルメクチンを1回服用するグループと偽の薬を服用するグループに分けて、患者も医師もどちらが投与されているか分からない方法でPCR検査で陰性となるまでの期間を比較しました。

その結果、いずれのグループでも14日前後で陰性となり、陰性となるまでの時間に差はなく、イベルメクチンの投与で時間を短縮する効果はなかったと結論づけています。

イベルメクチンは、ノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大学の大村智特別栄誉教授の研究を元に開発された、寄生虫によって失明やリンパ管の腫れが引き起こされる病気の特効薬で、新型コロナへの効果があるか各国で研究が進められましたが、去年9月、製薬会社の「興和」も新型コロナ患者に投与しても、有効性がみられなかったとする治験の結果を発表していました。」

 

その論文はこちらです↓一応こっちも興味ある方は読んでみて下さい。今井は読みました。

Efficacy and safety of single-dose ivermectin in mild-to-moderate COVID-19: the double-blind, randomized, placebo-controlled CORVETTE-01 trial

人種の問題などの日本固有の特性についてや量や回数の設定が不適切であったのかも・・・とやり方によっては違う結果がもたらされるかも、みたいな考察書いていますが、正直今回の結果をもって次の臨床試験をしようとか、イベルメクチンを臨床で継続使用しようと思う医師はほぼいないのではないかと思います。

2021年、22年とイベルメクチンを異常に推していた医師が全国に(札幌にも)いましたがこの結果をみてどう思っているのか気になりますね。多分言うことは「量と投与時期などが不適切だから効果なかったんだ!」じゃないかなと思います・・・・

 

皆さんは上記を読んだ上でも自分や家族がコロナになった時、まだイベルメクチンを使いたいと思いますか?いかがでしょうか?よければご意見くださいね。

 

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