公開日:2023年04月09日

コンパクトシティ構想は幻想か?:津山、富山、青森から考える、地方都市運営の厳しさ

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

自分が開業した時代、つまり2010年代当初から最近の20年ちょっと前まで、よくコンパクトシティ構想っていう言葉をネットで見かけていました。行政機能や商業施設、居住空間などを市の中心部に集約させ、行政コストの軽減及び効率化を目指す、そして郊外では特色ある事業や商業を行っていく、なんていう構想かなと思っていました。

最近あんまりその言葉聞かなくなったのでトレンドとしてどうなっているのか調べたところ、津山市の件がとても興味深い資料として挙げられていました。皆さん知っていましたか?

以下最近の記事どうぞ↓

4月7日の記事

大型複合施設が「負の遺産」に 岡山県津山市はなぜ中心市街地の再開発に失敗したのか? コンパクトシティ“先進地”の悲しき末路とは

そしてこれは2016年とちょっと前の記事ですが、コンパクトシティ構想の問題点がよく理解できる内容です↓

コンパクトシティはなぜ失敗するのか 富山、青森から見る居住の自由

まぁ住む方(特に期待していた高齢者層については)からしたら家賃が高い、住み慣れていない、郊外居住で車利用の子供世帯と離れて暮らすことになる、などデメリットが大きい反面、メリットがあまり感じられなければそうなっていきますよね・・・大型の商業施設も基本的には土地がみつかる郊外メインにできてきていますし、施策だけでコンパクトシティ構想を推進していくことはやはり無理なんでしょうか・・・・ただ何も施策をしなければしないで、徐々に、しかもこれからは加速度時に早く死んでいくのを待つのみの地方都市運営になってしまいますよね。
今後少子化、働き手不足が未曾有の変化を地方都市にもたらすことはまず間違いありません。現在の地方都市運営って、大嵐が来る中で出航せざるを得ない小舟みたいなイメージですね!(^^)!本当に舵取りが難しい・・・
皆さんの住んでいる自治体は効果的な施策、住民のための施策はされていますか?よければ教えてくださいね。

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