複数医師が在籍する在宅クリニックの運営で大事なことは”多様性を尊重すること”だと思っています。
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。
当院は外来診療もかかりつけ医として年中無休でやっていますが、その本質、というか大事にしたいと考えている医療は在宅医療だと思っています。
現在療常勤医が10名以上いますが開業当初から「在宅医療を継続的に行っていくために複数医師体制にしたい」とは強く考えていました。実際最初のDr(みなみの分院の和田先生)が開業後3年後くらいに来てくれて複数医師体制でクリニック運営ことになりましたが、その時に自分が最初に決めたルールは「医師の多様性を尊重しよう」ということでした。
在宅のクリニックによっては、結構がちがちにルールを決めて決まりきったこと(診療)しか医師に求めないクリニックもあるとは思いますが、自部は守ってほしい簡単なルールだけを決めて、あとは全てを医師の自由裁量に任せることとしました。医師をプロとして一人一人その個性を尊重する・・・そういうことです。
当院が在宅で常勤で働いている医師にお願いしているルールはシンプルで
・原則月2回の訪問診療を患者さんに行うこと。日程は自分で調整可、2回以上はどれだけ訪問するかはDrの判断でもちろん可
・勤務時間内は自分が主治医となっている患者さんに対しては責任をもつこと
・クリニック内(外ももちろんですが)の他職種を尊重し仲良くチームとして仕事をすること
これだけです。あとは遅刻しないとか早く帰りすぎないとか社会人としては当たり前のこともありますが!(^^)!医師一人一人の個性を尊重して勤務してもらっています。
なので当院の在宅医療、と一口に言っても関わるDrやMSW、看護師によってそれぞれ内容がかなり異なります。あの先生はこうだったけど、この先生はこう・・・みたいなことは許容しています。
地域においてもその患者さん一人一人の多様性を尊重して支援していこう!と決めている医療機関が、内部の人間の多様性を尊重しない、なんてことあり得ますか?自分は120%なしだと思っています。
お互いの職種や人間性、個性を尊重しあいチームとして働いていくこと・・・それが在宅のあるべき姿であり当院が目指すべき方向性なんじゃないかなって自分は考えていますが、皆さんの勤務されている事業所さんはいかがでしょうか?一人一人の個性や多様性を理解してくれていますか?
ということで当院はDr一人一人の個性を尊重しある程度自由に診療してもらっています。上記方針に賛同できる方で札幌の在宅医療、在宅緩和ケアに興味ある方いましたら一度当院見学にきてみませんか!(^^)!お待ちしていまーす!!
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