診療をするのは医師、ケアをするのが看護師、では診療所を経営するのって誰だと思いますか？？
こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です。
たまに「よくこの規模まで小さなクリニックから大きくなりましたね」とか「どうしたら在宅クリニックでこの規模になれるのですか？」と異業種や同業者の医師から聞かれることがあります。
「たまたま運がよかったんですよ」とか「始めた時代がよかったからですよ」とかって言って表向きの話で終わることもありますが、本当に知りたい人や顔見知りの人にはきちんと理由をお伝えしています。
その時にまず質問者に聞くのが表題の一文です
「診療をするのは医師、ケアをするのが看護師、では診療所を経営するのって誰だと思いますか？？」
この質問に明確に答えられた人って早々多くないですね・・・
自分にとっての答えは「事務長」です。よく診療所の院長と事務長が共同で・・・・なんていいますが、それは自分は違うと考えています。どうしても医師は医療面を重視しがちで「経営」や「人事」については疎いです。共同で、という概念で考えるなら院長（理事長）は理念を作る人、事務長は運営をする人、という役割分担がベストではないかと思っています。スタッフと対立しても、時と場合によっては院長と対立しても、自分が信じる長期ビジョンにたって事業所運営にしていく責任感がある、それが事務長だと思っています。
開業当初からクリニックを中規模にするために事務長を探し、トライアル＆エラーをしました・・・本当に大変な時もありました!(^^)!
当初の質問、「よくこの規模まで小さなクリニックから大きくなりましたね」に本音で答えるなら「事務長が必要だと確信し、失敗しながらも探して見つけ、一緒に経営してくれるようにお願いしたからだと考えていますよ。自分一人では無理だったと思います。」と答えると思います。
さてでは事務長に必要な能力ってなんでしょうか？？それはまた次回時間があるときに書いてみたいと思います・・・
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