公開日:2021年09月15日

ポリファーマシーに対して減薬していくことは医師、患者さん、家族、それぞれに負担がかかるのが実際ですね。

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

当院外来に通院してくれている患者さんは大抵最初は2,3か所の医療機関と当院を併診して通院→その後当院のことを理解したら当院で一括してかかりつけ医として医学的な管理を希望する、ということが多いのでその時点で複数医療機関からでていた薬を整理することになります。

俗にいうポリファーマシーへの対応で減薬していくのですが、これって”減薬する”って言葉にすると単純ですが、実際の作業としてはかなり時間がかかりますし、その作業中は医師、患者さん、家族、それぞれに負担がかかります。

希望しない抗精神病薬が投与されていて日中も活動性が低下している場合、減薬できるかどうかと言われれば減薬は可能ですが、それがその後の患者さんのアクティビティにどう影響を与えるかはやってみないとわからないのが実情です。なので実際には減薬→活動性増加→家族がヘロヘロになる、ということもあり得ます。が、やらない限りどうなるかは医療者としても予測はできないんですよね・・・

 

ポリファーマシーに対しての減薬、実際はかなり時間と労力を要します。まずは薬は本当に必要なもののみを選択し、不要な薬は服用しないこと、それが一番重要です。皆さんも安易に薬に頼らないようにしてくださいね。(必要な薬はどれかは医療者の判断もあるので勝手に自己中断だけはしないでくださいね。)

 

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