”最後まで自宅にいたい”・・そう考えるなら家族にもきちんと説明しましょう！
こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です。
在宅医療の現場でまま経験するのは、本人が最後まで自宅で過ごしたいと考えていても、いざ体調が悪くなってくると家族の方が「本人の意思はしっかりと聞いていなかったのでこの状態なら入院させてください」と言ってきて結局入院してしまう、ということですね。
最後まで自宅で過ごしたいんだ！入院したら家族とも会えないし・・・なーんて医療者には話していても、家族の方、とくに遠方に住むお子さんたちには話をしていないことがよくあります。そうなった時には医療者、自分達は本人の意思がどうだったかをお子さんたちに説明はしますが、「いやそうは言っても母さんが大変だから」とか「本人から何も話は聞いてないから」なんて言われてしまうと、自分達としてはどうしようもないですよね。
元気なうちにきちんと配偶者の方にも伝えておいてくださいね、遠くにお子さん住んでいるならお子さんにもきちんと伝えてくださいね、その話をよくご本人にはしますが、結局そこの努力を怠ると最後まで家に過ごせるのに入院させられてしまった、なんてことにもなりかねません。
最後まで自宅で過ごしたいと思うのなら、家族の方にもきちんと自分の意思を伝えてください。それがなければ結局入院となってしまうこともあるかも知れませんよ。
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