７月の看取り患者さんが急増～急激に在宅医療への需要が増えている？～
こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です。
例年６，７、８月は在宅患者さんがそんなに増えない時期なのですが、今年はコロナの影響なのでしょうか、７月の新規の患者さん、特に終末期の患者さんの依頼が大きく増加しています。
具体的には新規の患者さんは５月が２１人と少し少な目ですが、６月が２９人、７月が３６人と大きく増えており、かつ看取りとなった患者さんも７月は１１人とこの時期にしては（当院としては）結構な数になっています。
この時期に患者さんが増えた要因として、外部的な因子では
①コロナによる面会制限の継続
②通院頻度自体が減ったことから自宅で過ごしたいと思う人が増えてきた
③同じく通院頻度が少なくなったため症状コントロールが困難となり早めの在宅依頼？
などが考えられ、内部的な因子では
①北・手稲ベース開設により診療範囲がやや広がった
②ＭＳＷ増員によりきめ細やかな調整が可能となり、それが集患につながった
③みなしの看護が本格稼働し重症者をより多く受けやすくなった
などが考えられます。
いずれにせよ病院やケアマネさんから期待してもらい紹介してもらっていると考えていますので、その期待は裏切らないように診療と看護を頑張っていきたいと考えています。
８月はどうなるのか、さらに冬はどうなっていくのか、まだまだ先は読めませんが一人一人頑張っていきたいと思います！
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