名寄市の居宅介護支援事業所の不正受給・・・民間なら即運営停止ですがどうなりますかね。
こんにちは、札幌の在宅医@今井です。
本日の道新ですが名寄の社会福祉協議会が運営する居宅介護支援事業所が介護費用の不正受給をしていたとの記事がでていましたね。
↓以下道新より
法令違反は10項目 社協介護不正で陳謝 名寄市
「【名寄】名寄市社会福祉協議会(坂田仁会長)運営の居宅介護支援事業所が介護報酬約2600万円を不正受給していた問題で、名寄市は30日、臨時の市議会市民福祉委員会で経緯を説明した。不正受給を昨年6月に把握しながら、介護保険法で義務付けられた監査や返還請求を怠ったと認め、小川勇人健康福祉部長が「市民に多大なるご迷惑をお掛けした」と陳謝。今後、返還請求の実施などを検討していくとした。
市は委員会で、昨年6月に同事業所に対し聞き取り調査を実施し、ケアマネジャーが高齢者宅を月1回訪れて生活状況を確認する「モニタリング」や、介護計画を話し合う「サービス担当者会議」の未実施など、法令違反が10項目に上ったと報告。2016年から2年間で、介護報酬計約2600万円の返還が必要な法令違反があったと説明した。・・・・」
問題だなと感じるのは不正を確認しておきながら是正勧告や具体的な指導を市が行っていなかった点・・・・普通であれば悪質な法令違反とのことで事業所の運営が停止になるのは避けられないでしょうね。
根底にケアマネの書類業務の多さや業務が煩雑というのは十分現場の人間として理解できますが、どの事業所もそれを理解した上で業務をこなしています。今後ケアマネ業務自体の再検討は必須と個人的には考えていますが、それでも現時点でこれはまずいですよね・・・・
社会福祉協議会が潰れたらその影響は地域にはかなり大きいでしょう。今後どうなるのか経過をみていきたいですね。皆さんはこの問題、どう考えますか?
当院の2019年上半期の診療実績を知りたい方→こちらをどうぞ!
おすすめ過去ブログのまとめをみたい方→こちらをどうぞ!
現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!
当院の診療所、もしくは法人内の訪問看護ステーションで働きたい看護師さんも随時募集しています→こちらをみてご連絡ください!