リハセラピストによる訪問リハステーション開業は認められるべきでしょうか?

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

 

最近地域では訪問看護ステーションの開業と廃業が続いています。看護師さんの移動自体が多いこと、管理が難しいこともありますが、企業主体の訪問看護ステーションが訪問看護事業に参入していることが看護師さんの就職先の選択肢を多くしていることもあり、結果としてステーションの維持という点では結構舵取りが難しくなりつつあります。

そんな中ですが四病院団体協議会においてリハセラピストによる訪問リハステーションをどう考えるか、左記について議論があったようです。

メディウオッチより

リハビリ専門職の開業、地域偏在を助長する可能性があり病院団体として反対―四病協

一部抜粋すると

「・・・・現在、リハビリ専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)による「訪問リハビリステーション」などの開業は原則として認められていません(東日本大震災の被災地で、特区としてのみ設置が可能)。介護保険には「訪問リハビリ」事業所が認められていますが、その開設・運営は医療機関(病院・診療所)または介護老人保健施設に限定されており、リハビリ専門職のみでの「訪問リハビリ事業所」は認められません。

この点、かねてから「地域での高齢者の諸課題解決のために、リハビリ専門職による開業を認めよ」と求める声も小さくありません。

しかし、▼開業を認めれば、病院に勤務するリハビリ専門職が減少し、質の高いリハビリ提供ができなくなる恐れがある▼訪問看護ステーションにおいて、リハビリ専門職が看護職と一体となって効果的なリハビリを提供する仕組みは構築されている(診療報酬、介護報酬でも評価されている)―ことから、「リハビリ専門職による開業に反対である」との方針が、4月17日の四病協総合部会で確認されました。」

 

どうでしょうかね。病院経営者側の議論ですので、本音で言えば「病院で勤務するリハセラピストがいなくなる」というのが一番困る、というのが一番の反対の理由ではないでしょうか?

個人的な意見でいうと訪問リハステーションの開設に関しては現時点では反対の立場かな・・・・と考えています。自分の理由としては

①これだけ地域(都市部)にステーションが乱立している状態でさらにセラピストによる開業を認めれば絶対現場が混乱する

②既存の仕組み、ステーションでもある程度セラピストが動けている

③ただでさえ現在の在宅医療の現場が利益至上主義で動いている企業や事業所が多いと感じているのに、これを認めてしまえばさらに拍車がかかると予想され実際の在宅医療の質が低下する

などがあります。

ただこれは都市部に限った話でステーション事態が少ない過疎地域に関しては認めてもいいのかな、と考えますが皆さんの考えはいかがでしょうか?よければご意見くださいね。

 

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