現状の精神科訪問看護は問題があると感じています

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

 

常日頃訪問看護師さんにはとてもお世話になっています。

患者さんの医学的な面だけでなく介護的な面の評価、生活面のアセスメント、家族の心理的背景や複雑な家族関係など診療だけではフォローできない所を、きちんと評価し必要な時に診療側に情報提供してくれるありがたい存在です。

そんな中少し違和感を感じるのが精神科からの訪問看護です。

具体的に自分が現状精神科訪問看護で問題だなと考えているのは大きく以下の2点です。

①精神面での評価のみとなっており身体面に関しては全くタッチしないというのが当然となっている

②治療方針や療養方針が多職種と共有されておらず、指示を出す精神科医師と訪問看護師だけの関係で終わってしまっていることが多い。(場合により精神科医師とも治療方針が共有されていない場合があるようですが・・・・)

 

①に関しては在宅医療=全人的に患者さんを観察し支援する、というのが当たり前だと個人的には考えていますが、精神科訪問看護の場合は身体面での問題があっても基本的には”我関せず”と言ったスタンスの事業所が多いと思います。

現在の高齢化社会の中で身体合併のない精神患者さんはあまりいないのではないでしょうか?認知症×担癌、統合失調症×糖尿病などなど・・・・身体面は絶対無視できないはずなのになぜ気にしないんだろうか?っていうのはすごい違和感を感じてしまいます。

②に関してもそうですね。結局精神面の評価と指示医師への連絡が主体となっているため、他の地域の他職種との連携があまりとれず結局「入ってはいるけれど何をしているのかわからない」「訪問看護の目的はなんなのか誰も知らない」ってことが起こり得ます。

 

精神科訪問看護の今後については大きな岐路にきていると個人的には考えています。このまま精神科という狭い考え、フィールドにとらわれたままであれば、地域包括ケアの現場で精神科訪問看護を継続していくのは他職種の理解が得られない結果となるでしょうね・・・

精神科訪問看護はどう変わるべきか?皆さんはどう考えますか?いいご意見があれば教えてくださいね。

 

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