在宅医療を志す医療者に、在宅医療のクリニック、医療機関が求めていることは何か?
こんにちは、札幌の在宅医@今井です。
在宅医療を実際にやってみたい、飛び込んでみたいと考えている医療者は多いと思いますが、躊躇されている方は多いのではないかと思います。
そんな医療者の方に在宅医療のクリニック、医療機関側がどんな医療者を求めているのか、何を求めているのかを知ることはあながち損ではないかと思いますので興味あるかたは一読してみてください。
1社会人としての常識を持ち合わせている人
在宅医療の現場は患者さん宅であり、一番重要なスキルは多種多様な患者さんや環境にあわせることができることです。
その際に基礎となる部分はやはり”社会人としての常識”です。どんなに看護スキルがすぐれていようが医療の知識を備えていようが、患者さんやご家族に受け入れられなければどうしようもありません。
まずは社会人として必要最低限の常識は持ち合わせておいてほしい、そう考えています。
2他職種ときちんと連携ができる人
当院もそうですが在宅の医療機関では多職種が在籍していることが多いです。医師、看護師、医療事務のみならずMSWやケアマネ、場合によっては管理栄養士などもいることもあるでしょう。
そんな時にやっぱり重宝したいのは他職種と当たり前のように連携がとれ一緒に行動することができる医療者。どんなにスキルがすぐれていようが独善的に行動する人には在宅医療のクリニックで仕事をすることは難しいと思います。
日本的ですが”和をもって貴しとなす”というのは真実ではないかぁと考えています。
3業務外の事でも積極的にこなす人
在宅医療の現場での仕事は多岐に渡りますし、実際の医療機関での仕事もだれがやってもいい仕事であったり、誰の守備範囲でもない仕事も当然あります。
そんな時に「それは自分の仕事ではないから」と言って動かないのではなく、積極的に動きまわりにいい影響を与えてくれる人を医療機関は求めています。
意外ですがそんな誰がやってもいい仕事をこなすことにより、その人にしかできない仕事っていうのがなんなのか浮かび上がってくることもあります。さらに他の職種とのコミュニケーションもよりとれるようになりますしね。無駄なことは一切ありません。
4医療機関のルールを尊重してくれる人
医師や看護師は比較的色んな医療機関を動いて仕事をすることが多いとは思いますのでよくわかるとは思いますが、やっぱり医療機関毎のルールってそれなりにあります。
大きく違う点もあるかも知れませんし本当につまらない小さなルールもあるかも知れません。ただやっぱり一緒に他職種と連携しながら実際の現場で質の高い医療を患者さんや家族に提供していくためにも院内の、医療機関独自のルールをきちんと尊重してくれて仕事をしてもらうことって非常に重要だと思います。
「他では○○○としていたのに・・・」とか言わないで、その医療機関のルールを尊重してくれる人、そんな医療者は大事にしていきたいと医療機関側は考えています。
どうでしょうか?簡単ですが自分が考えるこんな医療者と一緒に仕事をしていきたいと思える条件を書き出してみました。
色々考えはあるとは思いますが、自分は素直にこう考えて一緒に在宅医療の現場で働いてみたいと考えているスタッフを探しています。
皆さんも在宅医療のクリニックやステーションなどに応募する時、医療機関側がどう考えて人を採用するのか、っていう視点も是非考えてみてくださいね。
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