在宅緩和ケアの普及のためには介護士さんの看取り、死への不安をとるのが何より必要だと感じます。

こんにちは、札幌で在宅医療や在宅緩和ケアを行っている医師@今井です。

先日ヤフーニュースで高齢化社会における人生の最終段階についての記事が出ていました。総論的な内容でしたが興味ある方一読どうぞ!

多死社会の「最期」を考える(その3)~在宅医療の充実と長寿時代の「看取り図」

「・・・終末期医療には高齢者自身や家族の幸せな最期を支援するという視点が必要だ。人生の最終段階には、病気やケガを「治す医療」だけでなく、緩和ケアなども含めた「生活の質」(QOL:Quality of Life)の回復を図る「支える医療」が何よりも重要だろう。・・・」

とかって書いてありますが・・・・まぁ特に内容自体は興味あるものではなかったです。ではなぜこの記事をとりあげたか?

それはこの文章の内容で気になったこと部分があったからです。具体的には在宅緩和ケアを受けるためには対応してくれる在宅医や訪問看護師が必要ですよね、って言ってはいますが全く介護士、訪問介護士についての言及がない点でした。

皆さん在宅緩和ケアの普及には医師や看護師の教育や充実が何より大事であろうと考えているかも知れません。確かにそれは大事な点です。特に個人宅での看取りの時にはそれは必須でしょう。

ただ有料住宅やサ高住、GHや特養などの介護保険施設、また介護医療院など施設系での看取り時に、どの職種が一番実際の現場で在宅緩和ケアの最前線で働くかというとやはり介護士さんなのです。

これまで施設系の看取りもしてきましたが、やはり介護士さんは緩和ケアや看取りに関して研修を受けている方が少なく(というかほぼいない)皆さん不安感をもちながら看取りをしていました。

また施設によっては「職員に離職してほしくないから」と言って看取りをしないと公言している施設もありました。それを聞いた時はそれはそれで仕方ないな、って残念ですが自分は納得してしまいました・・・・

 

これから在宅緩和ケアを普及させるため、スムーズに居宅や施設での看取りを進めていくためには医師や看護師の充実や教育も必要でしょうが、何より全介護士さんへの緩和ケアの教育、看取りの教育は必要不可欠と個人的には感じています。看取りや緩和ケアの質を高めるため、介護士さんの離職を防ぐために必須ではないでしょうか?

皆さんはどう考えますか?よければご意見くださいね。

 

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