公開日:2018年05月08日
2028年までに透析導入患者を3.5万人以下に減らすためには~高齢腎不全患者のACPの重要性~
こんにちは、札幌のかかりつけ医@今井です。
jyu
ちょっと時間がたった資料ですが今年の3月22日に厚労省の腎疾患対策検討会において、年間透析導入患者を現在の4万人から3.5万人以下に減少させることを目標とすることが策定されました。
↓以下資料の一部です
この中でその目標達成のためには慢性腎臓病の予防を徹底する、かかりつけ医やメディカルスタッフ、腎臓専門医が連携し早期から適切な治療を受けられるように診療体制を充実させることなどが謳われています。
ただこの文章の中では記載されてはいません・・・・・認知症患者さんや超高齢者の腎不全の患者さんのACPの重要性にについては非常に重要な問題だと考えますのでできれば言及して欲しかったですね。
他の記事でも書きましたが認知症患者さんを鎮静しながらの透析治療であったり、それは何のための、誰のための治療なの?まさか病院のため?っていうことがまだまだ現場ではあるような気がします。
高齢者の腎不全の患者さんのACPをどうしていくのか、どのタイミングで誰が確認していくのか、どう治療に活かしていくのか、など・・・これからさらに注目されていくのは間違いないですね。
皆さんの周りでは腎不全の患者さんの意思決定支援、どうされていますか?よければ教えてくださいね~
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