公開日:2018年04月20日

生活保護の患者さんの囲い込み~貧困ビジネスは札幌でもみられます。

こんにちは、札幌は宮の森の在宅医@今井です。

当診療所が位置する宮の森、円山地区は札幌の中でも割合生活に余裕のある方が多いかなと思います。ただ生活保護などの生活が困窮している人もいます・・・・

当院は診療を依頼されればどんな方であろうが基本的には受け入れる方針で診療していますのである生活保護の患者さんが入居しているマンションに定期往診を1か月程前から開始していました。

そのマンション・・・10階建てくらいで各階に10部屋程の部屋があります。部屋のつくりは1DKで札幌では単身用のよくある部屋のひとつかなと思っていました。

ただ訪問を開始してからですが少し気になる事がありました。えぇ、そのマンションですれ違う人すれ違う人ほぼ全てが明らかに生活保護の方だよね?って雰囲気がありありなんです。そしてなぜか食事の時間にそのマンションに訪問すると各階から皆さんが2階に降りていきます・・・・

ということで興味深々で「なんで2階にいくんですか?」って聞いてみたところ

「黙っていても毎食会社の人がご飯出してくれるんだよね」

「介護の人も来てくれるし」

って返事・・・・えぇ、明らかに囲い込みビジネスの最前線だなっていうことが良く理解できました。

マンションの賃料、3食の食事代、介護保険のお金など生活保護の人をターゲットとしているビジネス(まあこんなのはビジネスとは言えないような気がしますが)、札幌でも身近にみられるようになってきています。

いずれそしあるハイムの事件のような大きな事故や事件が再度おこり社会問題として認識されるのも時間の問題かなと感じた今日この頃でした。

 

皆さんの周りではいかがでしょうか?情報あれば教えてくださいね~

 

現在医師募集中→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

このエントリーをはてなブックマークに追加