公開日:2018年04月07日
緩和ケアはあくまで生活の中で提供されるべき!!患者さんや家族が限られた時間の暮らし方を選択できる時代になればいいですね。
こんにちは、札幌の在宅緩和ケア医@今井です。
病院での緩和ケアってやっぱり不十分だなと在宅の、患者さんの生活目線で現場をみていると本当によく感じます。
病院の対応でよくあるのが
体調不良→病院に来てください
病状が進行→入院するかホスピスかどうしますか?
在宅に帰りたい→この状態では・・・・・
などなど・・・・正直この緩和ケアでは患者さんや家族が限られた時間をどのように暮らしたいのか、どこで暮らしたいのか、何をしたいのか選択したくても全く選択の余地がないような状況だと思っています。
以下のこの動画、小児がんの子供さんを看取った御家族と患者さんの映像ですので是非一度見てください。この動画のように病院ではなく自宅で、自然体の生活の中で家族と過ごすことの重要性は子供でも大人でも一緒だと思いませんか?下にビデオで印象に残ったご家族の言葉を抜き出します。
「病院だったらあそこまで自然体で自分達もいれなかったと思うし、一華も大好きなおうちで最期を迎えられて多分うれしかったと思う。本当にちゃんとした家族でいられたなって思います」
病院ではなく自宅に近い環境で過ごせて患者さん家族も良かったですね。
如何でしょうか。大人でも子供でも安楽に生活できるような、希望する暮らし方を選択できるような、そんな緩和ケアを場所や時間に限らず提供できる体制が整えられたらいいですね。
少なくとも札幌ではそのシステムをつくるように頑張りたいと思います!!皆さんの地域はどうですか?
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