5年後には病院やクリニックがトークンを発行する時代がくる!トークンエコノミーの時代にむけて医療機関が準備しておくべきことは何か?
こんにちは、札幌の在宅医&かかりつけ医@今井です。
2018年現在からみてちょっと先の話をします。興味ある方は一読してくださいね。
医療機関がトークンを発行する時代がくる!
これからトークンエコノミーが徐々に浸透するにつれて、さらにCosmosのような仕組みがさらに成熟されてくると医療機関が独自のトークンを発行するということは当たり前になってくるでしょう。この目的はオンライン上でのプレゼンスを高めるため、地域での独自の流通硬貨をつくりその地域での影響力を大きくするため、という目的になるかと思います。ある程度の規模の医療機関であれば10年後くらいには考えるかと思います。
ただ将来的に保健医療機関がトークンを発行するのには制限がかかる可能性もありますし、保険診療をトークンで利用可能にするということには絶対にならないはずです。あくまで医療はJPYがベース、というのはこの国に住んでいる限りかわらないことだと思います。
医療のどの分野でトークンが流通するの?
では医療分野では今後どのような分野でトークンエコノミーが発展するのか。自分は以下の分野だと考えています。
①AI診断などを何らかの形で使用する時
②オンライン診療、セカンドオピニオン
③実際の医療介護分野での自費サービス
保険分野もそうですがトークンが使用可能となるのは自費の分野が主体となっていくのではないかと思います。その分野でのトークンであれば制限ないでしょうしトークン⇔円⇔他のトークン、などの変更も可能になるでしょうから・・・・夢が広がりますね。ザイタクトークンとかつくろうかな・・
もしかしたらもっと発展したらこれ以上のサービスも扱うことはでてくるでしょうが2018年現在の今井の頭ではこの程度しか思いつきませんよ・・どんどん変化するでしょうからその都度検討していくことは必須でしょうね。
医療機関は何を準備しておくべきか?
ということで10年後は色んなトークンがトークン同士で交換されていくのが当たり前の時代となるでしょうから医療機関として何を準備しておくべきか・・・・
まず間違いなく可能であればオンラインでの診療やセカンドオピニオンなどは充実させていきたいですよね。
あとは可能なら保険外のサービスでどう付加価値をつけるのか、も今から開始する必要があるかと思います。おそらく保険外の分野での競合は一般企業となるでしょうが質の面では医療機関に圧倒的な積み重ねやノウハウがあるため医療介護分野での自費サービスに関しては一般企業が太刀打ちできないものをつくることができるでしょうね。
保険外でのサービスをトークン化して流通し多くの人に利用してもらう、これができる医療機関は圧倒的にその地域で強者となると思います。
さてでは当院は何をしていくか・・・・自分としては、生まれ育った札幌のこの地で医療を頑張ってやっていきたいと思っている&AI研究や投資などはちょっとノウハウもないし厳しいなと考えているので、やっぱり保険診療外のサービスを少し考えて行きたいと思っています。
考えとしては
①ALSや癌末期などの患者さんや認知症患者さんのレスパイト施設を保険外でつくる
②そこの利用料、付随するサービスに関してはトークンでの支払いとする
③その他自費のリハビリプログラムや看護師やヘルパーさんのサービスなどもトークン払い可能とする
④その他地域でのボランティア活動などでもトークンがもらえるようなシステムつくる
⑤利用者が増えればトークンをある一定の値段で流通できる
⑥Cosmosなどで他のトークンとも交換でき地域経済の中で当院のトークンも使われるようになる
などをすれば地域で循環し、かつ実際に役に立つトークンエコノミーが小規模だけれどもできるようになるのではないかな、とかって思います。
先のことなのでまだ確信はできませんが、今年はそんな事業にも手をつけて将来のトークンエコノミーの普及に備えて準備していきたいと思います。
全ては患者さんに使い勝手のいい、さらに医療機関にとってもメリットのあるシステムをつくるためですね・・・
興味ある方、もしくは実際医療機関でのトークン導入などしてみたい方いたら気軽に連絡ください。多分あと10年はどの医療機関もやらないと思うのですが今井はどんどんやってみたいと思っていますよ~!
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