なぜ訪問看護師やらないの?在宅医からみた訪問看護の仕事が素晴らしいと思える5つの理由
こんにちは、訪問看護師さんにいつもお世話になっている札幌の在宅医@今井です。
病院勤務の看護師さんに「訪問看護やらないの?」って聞くといつも「一人でってこわいじゃないですか」とか「訪問ってなんか大変そう」とか「車の運転が・・・」ってそんな理由で訪問看護師への選択肢を最初から検討にも入れていない人がまだいてびっくりします。
訪問看護の仕事、絶対楽しいですよ~。看護師の仕事を一生続けていくつもりならこんな楽しい仕事しないで他に何するの?って思うくらいやったことない看護師は損していると思います。そんな在宅医からみた訪問看護の仕事が素晴らしいと思える理由以下に書いてみます。
1看護の楽しさを再確認できる
病院での看護師の仕事が本来の看護師の仕事だと思っていませんか?自分から言わせればあれは看護師の仕事の上っ面だけの部分ですね。そもそも病院の看護師さんって患者さんから個人名で呼ばれることありますか?看護って究極の対人業務だと思うのに、そこに「看護師さーん」って呼ばれるだけで単発の看護処置と患者との関係のみ・・・あとは部屋毎の管理を連日行っていくだけですよね。
看護ってそんなものではないんじゃないですかね?訪問看護できちんと患者さん個人と向き合って「○○さんだからお願いしたい」って言われる関係の中で看護するのってすごい喜びにつながると思います。看護師が楽しくないと思っている方、是非訪問看護してみてはいかがですか?
2死についての共感、理解が深まる
病院での患者さんの死は看護師さんにとって本当の死を経験することにはならないのではないかと思います。個人対個人の関係を経てその患者さんを看取るとき、はじめて看護師として「患者さんを看取った」と言えるのではないでしょうか?家族同然にケアしてきた人を看取ったことあなたはありますか?その家族のグリーフケアしたことありますか?そんな経験を沢山しないと看護師として成長できませんよ?
3判断力が磨かれる
病棟の看護師さんは何がおきてもまずは師長や病棟チーフと相談、ってよくあるパターンですよね。訪問看護師はある程度自分で判断することが多いので判断力が磨かれます。たくさん経験すればするほど病院の看護師とは全く違い判断力がどんどん進化しますよ。
これからの看護師さんは個人で勝負する時代、自分を磨く上でも訪問看護師っていう職は一番個人力が試される職だと思います。
4チャレンジする余地がまだまだ多い
訪問看護をとりまく仕事内容や環境はどんどん変化しています。内容自体でいえばこれからは特定行為などもどんどんできるようになるでしょうからよりアクティブに働きたい、自分でどんどんやってみたいと思える看護師にとってはとても面白い環境となるでしょう。また環境要因としては介護保険もどんどん変わりますし単純な訪問看護だけではなく介護施設で働く、ってことも可能となるでしょう。ショートやデイ、カンタキやショウタキなど場合によっては勤務するだけではなく個人で会社つくって勝負!!っていうのも可能な領域ですし。諸々チャレンジしたい方には是非訪問看護、やってほしいですね。
5勤務場以外の多職種の知り合いが爆発的に増える
ともすれば看護師さんの世界は狭い世界になりがちです。付き合う人、知り合う人、職場以外でどんどん知り合い増えるってことあんまりないですよね。訪問看護ではそんなことありません。患者さんのケアを通じて知り合った在宅医との交流、同じ価値観で動けた介護士さんとの仕事場以外での付き合い、たくさんのケアマネさんやリハセラピストさんとの付き合いなどなど・・・・世界を広げたいと思っている看護師さん、訪問看護っていくらでも可能性や人脈広げられますよ!!!
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