公開日:2018年03月06日
在宅緩和ケアでスミスメディカルのCADD Legacyを使用する時に気をつけたいこと
こんにちは、札幌の在宅緩和ケア医@今井です。
当院は在宅緩和ではオピオイドの注射薬も使用しておりその際にはやっぱりスミスメディカルのCADD Legacyを使用しています。
↑これです。
現在3台使用し時によっては4台目をレンタルすることもありますが。この機械・・・・最近気になることがありました。
麻薬の効果が今一つ悪く、設定量と注射量の誤差が多少あったので業者さん呼んで機械のチェックをしてもらったのですが、その時に担当者から
<誤差の範囲は・・・・・・ですのでメーカー推奨の6%以内には入っていますよ>
との返事を頂きました。
6%!!!
今まで無知で知らなかった自分もなんですがスミスメディカルのCADDって6%も誤差あってもOKなんですね。ってか6%って医療機器と言っていいのでしょうか????ということは皮下注射で少量のみ使用する場合ってかなり気をつけないといけないですよね・・・まぁバクスターの持続注射ポンプとかよりは全然良いのですが・・・・
という訳で今回の教訓
CADD Legacyを皮下注射などで少量設定の投与で使用する場合は注射の効果の判定には薬効だけでなく本当に薬液が入ったかどうかの確認も必要になります。0.2mlとか0.3mlとかの微妙な量の皮下注射は控えた方がいいでしょうね。
って皆さん既に知っていましたか?知らなかった人いたら覚えておいてもらえればと思います。何かご意見あれば教えてくださいね。
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