公開日:2018年01月31日
在宅の現場で他の事業所がやらない、やれないもので当院が行うべき事業はこれ!!
こんにちは、札幌の在宅診療医@今井です。
昨日は業務終了後に当法人の職員さんが20人以上参加してくれて1時間以上「今及びこれからのこの地域の在宅医療において何が問題だろうか?」という題について議論をしました。
課題については自分も予想していないようなことも含め結構多く皆から意見がでたのですが、その課題のなかから「何を当法人で行うべきだろうか」というところまで話を進めてみました。
↓以下でた課題の中で他の事業所がやらない、やれないもので当院がやった方が地域のためになりそうな事業
- ALSや神経難病、癌終末期などの医療依存度の高い患者さんの家族が疲れたときに依頼できるレスパイト機能をもったデイサービス及びショートステイ
- 認知症の患者さんの在宅支援のためのデイ、介護保険にとらわれない支援事業
- 終末期の患者さんの自宅に近い雰囲気のホスピス的な事業
- 夜間突発的に利用したい人への訪問支援事業
- 遺族会や患者会などの介護の体験を共有する場を地域につくる事業
- これから増えるであろう孤独死を減らす取り組みを保健師や民生委員さんなどと連携を強化してさらに支援していく事業
- 在宅医療や介護の情報に市民がアクセスできていないため、実践的な内容でわかりやすくそれらの情報を発信する事業
などなどとなりました。他にも小児のサポートや患者さんの介護者を支援する事業など色々ありましたが概ね代表的なものを書き出すと上記のようになると思います。
さてこれらの事業をどうして他の事業所ができないか、やらないかというとやはり
①お金の問題
②人の問題
があります。この二つの課題をクリアしないと事業は継続してはいけませんね。
さらに可能ならば自分の希望としてはこれらのサービスを法人で患者さんを囲い込んで行うのではなく、できる限り地域の色々な事業者さんが関わっている患者さんにも是非提供したいと思っています。だって地域の中の患者さん全部当院で診れる訳ではないし・・・・でもそうすると収入の方法をどうするか・・・うん、難しい問題ですが解決しないと!!
まあでも大体職員さんが現状これが問題だと思うことを確認することができてよかったです。これからどうしていくか、課題を解決し事業化するために考えていって事業化できればいいかなと考えています。