医学生や研修医へのキャリアパスのアドバイス~自分がしたいことのみを考えていないか?

こんにちは、医療政策勉強中@今井です。

現在は在宅医療と年中無休の総合診療外来を宮の森で行っています。毎日患者さんに近い距離感で診療していると高齢者医療とはなんぞや?このままいったら日本の医療は大丈夫かな?と心底考えさせられます。

それに伴い自分なりに医療政策の変化、社会状況の変化などを観察して将来の医療がどうなるか検討していますが、医学生や研修医の皆さんは今後の医師としてのキャリアをどう考えているのかな?ってふと思いました。

本当にこの数年で医療は激変しています。

なので今までみたいに、なんとな~く医師になって・・・とかって考えると本当に痛い目をみるでしょう。というわけで今回の記事では現在の医学生~研修医さんに向けて、これからの時代の医師としてのキャリアパスをどう考えるかを少しだけアドバイスしてみたいと思います。



 

何をしたいか、を基準にキャリアを考えていないか?

皆さんが医師としてのキャリアを考えたときに、おそらくはこれまで色んな先輩の研修医や中堅医師の話を聞いてきたと思います。その中でよくこういわれるでしょう。

「自分の好きな科に行ったらいいよ」って

そういう言葉を聞くと学生や研修医の初期であれば

「心の構造に興味あるから精神科に」とか

「やっぱ手術したいから外科か」とか

「ある程度ワークライフバランスを考えたいから皮膚科」

みたいな感じで、ある程度自分が何をしたいかをまず考えて、それから診療科を選んだと思います。それはそれで今までの医療状況ではいい考えですので否定はしません。現に自分もそうでしたし・・

ただこれからの時代は確実に異なります。

AIの進歩やオンライン診療の導入、他職種へのタスクシフトなどもあり、これからの医療はこれまでの常識が通じない時代となってきています。また放射線科や病理では自宅での勤務も可能になるなど、今までの病院でのみ提供される従来型の医療では考えられなかったことが現実になってきています。

そんな時代に医師としてのキャリアを考えるときに重要なのは何か?

 

時代が医師に何を求めているのか?

これからの医療の問題はなんなのか?

 

自分が何をしたいのか」を基準にキャリアを考えるのではなく「時代が医師に何を求めているのか」をきちんと考えることが重要ではないかと思います。

時代(国や国民)が求めない医療行為を追求したとしても誰に必要とされるでしょう?ではこれから求められる医療はなんなのか?それは・・・・難しい問題です。ただ現状に問題があることは確かですし高齢者医療の現状をみるとどうこれを解決していくのか、国に任せるのではなく各々が考えて行く必要があるのは明白です。

当事者意識をもって「医療はもっとこうすれば良くすることができる!!」と信じてその問題を解決するための医師になる、これが将来的に必要とされる医師となるためのキャリアパスを考える時に重要なことだと思います。



え?問題を特に感じていない場合はどうしたらいいかって?

正直これまでの日本では医師になればどうやったって失敗なく食っていけました。がこれから先の10年20年では加速度的にブロックチェーンなどの情報処理技術とAIのさらなる発展、IoTを駆使した医療がどんどん進歩するはずで、その中では目的意識のない医師が生き残ることは難しいでしょう。

今はそんな厳しい時代の分岐点にきているのです。それを認識するところから始めてください。そしてこれから先何が必要とされるかきちんと考えていってください。

 

自分がしたいことのみを考えていないか?

時代が医師に何を求めているのかを考えているか?

 

この視点をもってキャリアパスを考えてみてください、という今井のアドバイスでした・・・・考えないとあとで絶対後悔するよ。

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