病悩期~終末期にかけて、尊厳のある医療を受けるため

11月も終わりますね。今週も頑張っていきましょうか・・・・

 

こんにちは、札幌市内のクリニックさんではインフルエンザワクチンが足りない状況が継続していますね。クリニックによっては「一見さんお断り」ってなっているところもあるようです(京都の料亭みたいですね・・・)

当院はまだ在庫がありますので大丈夫ですが、なくなりそうになったらやっぱりそうなるのかなぁ・・・・うーん、まぁひとまずまだ利用できますので打っていない方いましたら来院してください。

さて先日の小樽の高齢者医療を考える会ですが、自分が講演するだけでなく参加者の人にも色々話を聞いてみています。一番聞きたかったのは自分が体調が悪くなった時にどうしたいのか、自分で考え周りの人と相談していますか?っていうこと、つまりACPが普及しているかどうかでしたが、参加者の人はそれぞれ「どうして欲しいか決めてはいるが周りには伝えていない」「考えは漠然とあるけれどきちんと考えていない」「家族とも話はしていない」という感じの返答でした。

時間の関係で2,3人にしかお聞きすることができなかったんですが、おそらくそれが大多数の方の意見なのではないかと思います。

在宅医療をうまく活用するための下準備としてACPは不可欠・・・・(というか自分の希望する医療を受ける上で、と言い換えていいかと思いますが)、それで全てが解決するわけではありませんが、病悩期~終末期にかけて尊厳のある医療を受けるためには必要条件であることは確かではないでしょうか。

なーんてことを少しだけ話してみていますが、今後ACPって誰が主導してすすめていくのか、地域包括ケアの中で在宅医がするのか、ケアマネか、訪問看護か、どうなっていくのかは少し気にして考えて行きたいと思います。おそらく現在の論調では法制度できちんと定義されるような気がしますが・・・どうなるか皆さんはどう考えますかね?

 

さて本日の気になる医療ニュースはこちらです。まずは中身確認してみてください。(気になるところは今井が赤文字としています)

山陽新聞より

岡山市「ACP」手順の手引作る 家族らと終末期考えるきっかけに

岡山市は、末期がんや老衰など自宅で療養する患者向けに、本人や家族、かかりつけ医らが話し合って事前に治療や介護方針を決める「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」の作成手順や意志表示例を記した手引を作った。在宅医療推進の一環で、終末期の在り方を考えるきっかけづくりにも活用する方針。

ACPは、終末期に望む治療法や療養場所、患者本人が意志表示できなくなった場合の代理決定者の選定などについて、家族や医師らとあらかじめ話し合い、共有するプロセス。欧米が先進地とされ、市によると、国内で自治体が手引を作るケースは珍しいという。

手引はA3判の二つ折りで、タイトルは「もしものために~話し合い つたえておこう 事前ケア計画」。余命が短くなった際に告知を望むか▽余命が延びる可能性があれば、つらい治療でも受けるか▽人工呼吸器の装着を希望するか―など7項目のチェックリストをはじめ、受けたくない治療や大切な人に伝えたいことといった自由記述欄を設けている。話し合いの参加者や日時など意志決定までの過程を記録するスペースもある。

市が昨年行った在宅医療に関する意識調査では、意思疎通できなくなった場合に備えて延命治療の拒否などの意向を記載した書面を「作成したい」と回答した人は56・4%に上った。一方、実際に「作成している」は2・9%にとどまったため、ギャップの解消が必要と判断した。

市医療政策推進課は「家族や医師らと話し合うことで、患者や周囲もより納得のいく決断ができる。手引を通じて、もしもへの備えを考える機会をつくりたい」としている。

1万部作成。当面は市医師会を通じて周知を図り、来年以降、市民向けの講座などで活用する。希望者には市民病院(北区北長瀬表町)内の市地域ケア総合推進センターなどで配布している。

 

 

このギャップって小樽もそうですがやはり全国的な問題なのでしょうね。どう取り組んでいったらいいでしょうか・・・・・


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