公開日:2017年10月01日

在宅医療分野での時期改定への要望

明日からは気分を一新して診療開始です・・・・・

 

こんにちは、今週末は5年近く比較的元気なころから訪問してきた患者さんが老衰でお看取りとなりました。この5年、本当に色々なイベントがあって都度本人やご家族と相談しながら場合によっては入院したり、在宅で治療継続したりしてきました。ただ最後に看取った後娘さんと話しましたが、やっぱり入院しないで本人らしく最後まで自宅で過ごせてよかったねっていう感想に医療者も家族の方もなりました・・・・・死亡診断書の病名が老衰って書くのよくよく考えればこの1年程で随分多くなってきたなって気がしますが、できるだけ患者さんが苦痛なく安楽に自宅で自然な形で最後を迎えられるよう、これからも診療を通して支援していきたいなと今回改めて感じました。

 

さて現在時期診療報酬改定に向けて色々議論が続いていますが、どうしたらもっと在宅医療の現状がよくなるのか、現在は問題になっていることで是非是正してほしいことはなんのか、在宅医療分野での時期改定への要望を考えてみました。以下自分の意見箇条書きにしていますがこれを読んで皆さんはどう考えますかね?意見あれば教えてください。

2018年度診療報酬改定にむけての在宅医療面での要望

①在宅時医学総合管理料(施医総もそうですが)の簡素化

②訪問診療を複数医療機関からも可能としてほしい

③ケタラール、オリベス等の緩和薬剤の保険適応の拡大

④いわゆるロングショート中の診療についての検討

⑤みなし看護の再評価

⑥訪問看護の医療保険適応の拡大、特に疾患に関わらず看取り時期の

⑦訪問看護ステーションの自費設定の制限

⑧訪問リハの単位の撤廃、もしくは包括制度導入

⑨SWの診療報酬上の評価

⑩薬剤師による在宅での服薬管理業務、多職種連携への評価

⑪公的ケアマネの導入、というか紐付きケアマネさんのある程度の制限

 

とかでしょうか・・・内容は色々書くとすごい量になりそうなので割愛します。とまあこんな感じで自分の希望する制度の改定内容と現実がどう違っていくのか、比較しながらこれからの診療報酬改定の議論を見つめていきたいと思っています。この中で実現度が高そうなのは②と⑤、⑥くらいでしょうかね。⑨は無理でしょうがSW協会にはもっと頑張ってもらいたいと心の底から思っています。関係者の方、いましたら是非頑張って声をあげていってください・・・・・

 

さて本日の医療ニュースはこちらです。この制度、今一つ知らなかったので今回勉強したいと思います。

長崎経済研究所より

活用が期待されるセルフメディケーション税制(医療費控除の特例) http://www.nagasaki-keizai.co.jp/pdfs/201710_4.pdf

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うーん、どの程度この制度が活用されるのか予想することは現状では自分には難しいですね。今後数年は発表される統計をきちんとみていきたいと思います。・・・ということで今日はこの辺で・・・・