公開日:2017年03月16日

ドラッグアクセス問題の改善?

明日は小串先生の送別会の予定です・・・・・・

 

こんにちは、題名通り突然ですが明日は当院で2年間勤務して頂いた小串先生の送別会です・・・・・関東の方に戻られるとのこと、一緒に働けなくなることはすごい残念ですが是非新しい地での在宅医療、力いっぱい頑張っていただきたいと思っています。2年前に先生がHPから当院に見学の依頼をいただいてから診療を4月から開始、本当にあっという間に時間が過ぎていきました・・・・その間小串先生の患者さんへの真摯な態度は本当に感服させられるばかりでした。明日はできるだけ小串先生に楽しんでもらって笑顔で送り出してあげたいと思います。写真たくさんとって会の様子アップしたいと思います。

 

ところで気になる記事があったのでご紹介します。製薬会社のエーザイが介護施設でアリセプトを無料提供する試み始めたとのこと・・・・

https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/55268/Default.aspx

内容抜粋すると<内藤CEOは、自身が強い問題意識を持っている介護施設に必要な薬剤が十分に提供できていないというドラッグアクセス問題の改善に向け、東京都内の介護老健施設に対し、アルツハイマー型認知症治療薬アリセプトを、必要な入所者に供給する試行事業を開始したことを明らかにした。同社は対象事業者、対象施設、供給方法など詳細は明らかにしなかったが関係団体との契約により、1月から始めたとしている。>

抗認知症薬のドラッグアクセス問題の改善?これってこんなこと目的に薬配っていいんでしょうか?詳細はわかりませんので確かなことはいえませんが、自分の認識ではたしかに抗認知症薬が必要な方はいますが、あまりにも認知症=薬での治療って短絡的になりすぎているのではないでしょうか?多くの臨床の先生ってもっと介護施設では運動療法なり関わり方なりそういう非薬物的な加療を重視してほしいって思っていると思いますがそこを軽視しての薬の服用・・・・うーん、納得がいかないような・・・老健でこんなことしていいんでしょうか?皆さんはどう考えますか?

 

さて本日は3月15日に行われた第2回の全国在宅医療会議の資料を提示します。今後の課題への取り組みの基本的な考え方がよくわかりますので是非ご参考にしてください。他の資料はまぁ時間があれば参考にする程度でよいかなと個人的には思っています。

第2回全国在宅医療会議 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000155149.html から 資料1-2 在宅医療推進のための基本的な考え方について http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000155132.pdf より

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さて午後の診察に出発です、夕には病院でのデスカンファですので患者さんの在宅での様子、伝えてきたいと思います・・・