公開日:2017年01月11日

在宅医療制度の改定の行方

ようやく1月のレセプトが終了しましたね・・・

 

こんにちは、市内(中央区)はようやく本格的に除雪がされ始めているようでようやく道の状況が一部分ですが良くなってきています。ただ今週末は大荒れとなるかもという話・・・・訪問診療や看護で動いている皆さんはある程度この天候にも慣れてはいると思いますが、雪がひどくなると訪問にかかる時間も倍増しますのでこれ以上は天候悪化しないこと、本当に切望しますよね。

さて11日本日の中医協で第343回の中央社会保険医療協議会 総会が開催されています。(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000148091.html)その中の資料で<在宅医療について>ですが、これまでの制度の経過がよくわかる資料となっていますので在宅医療に最近従事し始めた方、もしくはこれまでの制度の変遷や社会医療情勢について国がどう捉えているのか知りたい方は必見となっていますので確認してください。(PDFは http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000148225.pdf です)

今後来年度に向けてこの資料を基に色々検討していくことになるかと思いますが問題提起は以下の部分に集約されていますので一応載せておきますね。

 

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来年度以降の変化を個人的に予想してみて思いつくままに書いてみると

①要介護度もしくは認知機能のレベルにより訪問診療の可否がでてくるか

②施設への訪問診療点数は地域包括ケア診療料とほぼ同じ点数になっていく(というか在宅が包括点数になっていくかも)

③ 医療外付けの重症度の高い施設の推進

④診療所を中心とした在宅、そのバックアップ機能をもつ病院で在宅医療をある程度完結できる制度を地域毎に推進する

⑤薬剤師業務が在宅必須に(点数誘導あるはずです)

⑥看護師や臨床検査技師、放射線技師なども積極的に医療機関外で動けるように、医師の指示はどうなるか・・・

 

とかでしょうか。これからの議論がどうなるか皆さんも注視してみてください、結構面白いですよ。さて午後も患者さん宅への訪問頑張りましょうか・・・