ALSの患者さんへのラジカット投与についての質問など

ALSの患者さんへのラジカット投与について、これまでに病院や診療所さんなど各方面から質問や連絡がきたのでその内容とそれに対しての返答をいくつか書いてみたいと思います。

Q1 ラジカットの効果についてどう考えますか?

A1 各個人について異なりますが点滴開始後4,5日以内には効果を実感する患者さんが多い印象です。具体的には歩行の際に足の運びがよくなった、呼吸が楽になった、手の動きがよくなりものをつかみやすくなった、など人それぞれですね。連続投与10日間終了後、次の2週間はやはり効果が切れてつらくなる患者さんも多いのかなと感じます。

Q2 ラジカット投与に関しての指示書はどうしていますか?

A2 これは通常通りの訪問看護への点滴指示書依頼で問題ないです。

Q3 ラジカットはどのようにだしていますか?

A3 院外処方せんにのせてリルテックなどのほかの処方薬と一緒に院外調剤薬局さんにお願いしています。

Q4 点滴にかかる費用はどの程度ですか?

A4 薬剤費及び訪問看護に関する費用などがメインです。おそらく特定疾患の上限まではいく可能性が高いと思います。

Q5 CVポートからの点滴が必要な患者さんがいますがその費用はどうしていますか?

A5 末梢がしまっていたり浮腫が強くポートからの点滴を行っている患者さんは確かにいます。ただポートに関するヒューバー針や輸液セットなどはもちろん保険請求できませんのでクリニックの負担となっています。当院は在宅療養支援診療所なので在宅の点数がある程度高いので仕方ないと考えだしていますが外来でみているところがポートからの点滴物品をだすのは難しいかもしれません。

Q6 初回から在宅での投与は難しいですか?

A6 一応初回は原則入院でと各施設ではなっていると思いますが絶対ダメというわけではありません。主治医と患者さんがお互いに副作用などについてきちんと理解した上でその上で在宅での点滴開始を希望する場合は可能と考えます。当院でも在宅で初回投与した患者さんいます。

Q7 辞めるタイミングはどうしていますか?

A7 難しいです。ADLは徐々に落ちていきますが点滴の効果を実感している患者さんにとってはいつ辞めるのかは最後まで迷うと思います。というか辞めると切り出すことがその人にとっての生きる希望を奪うということになる患者さんもいるのも事実です。医師患者関係やその患者さんの考え方など、本当に在宅でみている患者さんの生き方を近くで診ている自分達にとって患者さんごとに答えは違うと思います。ちなみに在宅でラジカットを継続しながら最後は自宅看取りとなった患者さんもいます。

Q8 訪問看護での注意する点はなんでしょうか?

A8 腎機能障害がでるかどうか臨床的に見ていくくらいでしょうか。ルートをきちんと(できれば1回で)確保しくくれればいうことなしです。

 

などなどでしょうか。他に何か確認したいことあれば気軽にクリニックにご連絡ください。