公開日:2016年02月20日

在宅医療の現場におけるSWの役割について

在宅医療の現場においては多職種がその患者さんに関わることが当然のごとく多いわけで医師のみではとてもじゃないですがその患者さんに関わる情報すべてを把握することは難しくなってきています。当院ではSWを2人配置し医師の診療でカバーできない範囲と、それ以外でも支援が必要なことを積極的にフォローする体制を構築しています。

在宅クリニックにおけるSWの働きについて簡単にまとめてみましたので参考にしてください。今回の診療報酬では全く在宅医療機関においてSWは評価されていないですが、いつかその価値を多くの人に認めてもらいたいですね。個人的には在宅医療を行う医療機関にはSWは絶対必須と思いますが皆さんはどう考えますか?

SWの仕事内容(思いついた順に書いていきますね。)

1 退院時や外来でのカンファレンスへの参加、サービス担当者会議への出席

2 新規の患者さんへの診療前の事前訪問と在宅医療全般についての相談

3 現在みている患者さんへの制度面での支援

4 必要な介護施設や老健、特養その他長期療養医療機関などの情報提供と必要なら入院調整

5 各種医療機関への入院、外来受診の調整

6 診療所内で医師への情報提供および事務、看護師等への情報伝達

7 在宅医療の啓蒙活動、広報活動など

ざっと書きましたがこのくらいでしょうか。200人以上の患者さんについて上記フォローしていくのは2人体制でも結構大変ですね・・・・

SWで在宅医療に興味のある方これまでに見学に来られたこともありますので、札幌近郊の方で興味のあるSWさんいつでも連絡して当院に見学にきてくださいね、できる限り現場でおきていることをお伝えしたいと思います。