公開日:2016年01月17日

今後の長期的な地域包括ケア、医療、介護制度の予想

先日行った札幌市ケア連絡会の総会ですが非常にたくさんの人が来られていました。普段中々会うことができないケアマネさんやSWさん、クリニックの先生などにお会いでき非常に有意義な時間を過ごすことができました。

さて表題のとおり今後の長期的な地域包括ケア、医療、介護制度の予想について、今回は簡単に考えてみたいと思います。

色々要因はあると思うのですが今後①超高齢化②各地域の主要都市への人口(特に高齢者)の集中、が今後の社会福祉状況を考える上での決定的なファクターになってくると個人的には思っています。政府は先日<介護離職ゼロを目指す>と表明し、高齢介護者への家族負担軽減などのために特養などの施設入所の整備をさらに行うことを始めました。(ちなみに自分は最初聞いたとき介護職の離職ゼロを目指すための待遇改善策かなぁと思っていました・・・)ただ今後の超高齢化社会において、施設を多く作ったとしても、只でさえ引く手数多になると予想される労働者が低賃金の介護職の道を目指すでしょうか?そうはならないですよね。他職種との賃金の格差がかなりあればやはりだれもやらなくなると思います。結局介護職に就職してもらうためには、地域毎に、ある程度介護職の賃金を調整できるように診療報酬や介護報酬も調整できるようにし、他職種との差がなくなるようにしなければいけなくなる時代がそう遠からずくると、自分は考えています。

なので今後の社会福祉状況としては①診療報酬は都会は高く、地方は安い、など地域毎に変更可能となる可能性が高い②それを行うためには地域毎に行政が社会福祉制度や医療、介護機関をより直接的に監督、主導することになる可能性が高い、などが予想されます。簡単ですが今とは違い将来はこうなるだろうと考えてみましたが皆さんは将来はどうなると思いますか?その予想を前提として札幌がどうなっていくのか先を見据え、明日からどうしていくか自分なりに考えてみたいと思います。