公開日:2016年04月12日
デスカンファレンス
こんにちは、札幌の在宅&在宅緩和ケア医@今井です。
当クリニックでは、ご支援をさせていただいたケースについてデスカンファレンスを積極的に行うように心がけています。亡くなられた患者様の事例を振り返り、学んだ事を共有して今後のケアの質を高めるために行なう目的がありますが、同時にディスカッションを通じてかかわった担当者の心のケアに繋がると考えているからです。
今回のデスカンファレンスは、当クリニックの訪問診療から主治医と同行看護師2名、MSW、外部の看護ステーションより2人の看護師さん、担当ケアマネが参加しました。
主治医から経過の説明と振り返りについて報告があり、その後看護師やケアマネ、MSWなどからからざっくばらんに話しをしました。
癌の終末期の方で自宅看取りの事例でしたが、ご家族に本当に愛された患者様であったこと、そのようなご本人をご家族が献身的に介護してご本人にとって充実した時間を送る事が出来たこと、何より最期まで『奇跡』を信じてご本人も御家族も頑張り、チームでその気持ちを応援し支える事が出来た事を確認できました。
また、献身的に介護された御家族、同居の御家族やお孫さん含めたのグリーフケアの必要性も再認識でき、お悔やみ訪問もしようと確認しました。
このような学びを与えてくださったチーム、そしてなによりも患者様とそのご家族に感謝をしたカンファレンスとなりました。
今後も外部の事業所様とも積極的にカンファレンスを重ね、顔の見えるつながりをして意思疎通をはかり、想いを一つにしてケアにあたりたい、明日からまた頑張ろうと思えた1日でしたよ~
皆さんも是非デスカンファレンスしてみてくださいね。お互いの理解が深まりますし何より在宅していてやっぱよかったねって思える機会が作れると思いますよ