公開日:2018年04月05日

札幌のサ高住の戸数は異常に多すぎる、そして質は数に反比例・・・・・入る前に本当にサ高住入居が必要かよく考えよう!

こんにちは、サ高住が今一つ好きになれない札幌の在宅医@今井です。

サ高住・・・・”サービス付き高齢者住宅”の略ですが本当にこれがサービスついてるの?って思うことよくあります。自分ならなるべく入所はしたくないなぁと・・・これまで札幌市内のサ高住色々出入りしてみてきましたが、ここっていいな、自分が入ってもいいなと思えたところはほぼなかったです。

そんな札幌のサ高住ですが道新で記事がありました。

札幌のサ高住1万戸突破 神奈川に匹敵 医療環境や除雪負担背景

札幌市内のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)が、1万戸を突破した。1市だけで、神奈川県にほぼ匹敵する多さだ。背景には、高度医療を提供する病院が札幌に集中していることに加え、1人暮らしで除雪が負担になったという雪国ならではの事情もあるとみられる。

 サ高住は2011年施行の改正高齢者住まい法で制度化された。物件は原則として高齢者住宅推進機構(東京)のウェブサイトに登録される。

 札幌市によると、サ高住は昨年12月現在、218棟1万652戸。推進機構の集計では2月末現在、道内には456棟1万8403戸あり、札幌市は全体の6割近くを占める。首都圏は東京都1万3260戸、神奈川県1万1912戸、千葉県1万248戸などとなっている。

 ミサワホーム北海道(札幌)は12年から、札幌市内でサ高住の賃貸を始めた。現在は7棟316戸あり、4月からは新たに1棟23戸を貸し出す。同社の担当者は「子どもが故郷から親を呼び寄せ、近くのサ高住に住んでもらうケースが全体の2、3割を占める」と話す。

と言う訳で東京などと比べると札幌はサ高住の数が対人口比でどれだけ多いか上記の記事をみてもらえればよくわかるかと思います。

その理由として記事では①雪の問題②地方から親を呼び寄せる、などを挙げていますが①は北海道だけではないですし②に関しても東京などの首都県の方も同じであるはずです。

自分としては札幌にこれだけサ高住が多い理由は個人的には以下の

①土地がある程度安くサ高住を作りやすい

②若年者の職が少なく雇用がしやすい

③ショウタキはカンタキ、ヘルパーやデイなどの関連事業所を使い、サ高住の患者を囲い込むビジネスが横行している

などが理由ではないでしょうか。札幌で異常にショウタキやカンタキが多い理由はサ高住の数とも無縁ではないはずです。

さて肝心の質はどうかというと・・・・えぇ、何度でも繰り返し言いますが、これまで札幌市内のサ高住色々出入りしてみてきましたが、ここっていいな、自分が入ってもいいなと思えたところはほぼなかったです。

サ高住に期待はしない?

ここまで言うのもなんですが、もし家族やご自身が入居するつもりならそのくらいだと思ってサ高住を見学した方がいいでしょう。千三つではないですが、そのくらいの数みてようやく契約するもんだって思っときましょう。

安易に選ぶと在宅医療や介護を受けるとき選択肢が本当に狭くなりますよ・・お気をつけてくださいね~

 

現在医師募集中→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

このエントリーをはてなブックマークに追加