公開日:2017年10月04日

内覧会終了しました&2018年次期診療報酬改定での在宅分野でのポイント

あっという間に1日が過ぎてしまいました・・・・

 

こんにちは、本日は待ちに待った当院の内覧会の日・・・・9時30分からのスタートでしたがスタッフとともにその前からそわそわと準備しておりました。

↓相変わらず写真撮るの下手ですがそこはご勘弁を、たくさんのお花を頂き本当にありがとうございました。

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開始前は大体50人くらいきてもらえばいいのかな、と思っていたのですが開始とともに予想外とも思える程、本当に多くの方に来院していただきました。医療機関、地域住民、看取った患者さんご家族、ステーションや居宅の方々など開始1時間であっという間に50人を超える状態・・・・設備としては大したものもないのですが、今後の当院の考える外来の在り方や連携の仕方など簡単ではありますができる限り説明させて頂きました。

動いている間にアッと今に内覧会の終了・・・・最終的には予想の3倍、150人近い方に来て頂きました。来て頂いた方々、また準備に奔走し当日もたくさん動いてくれたスタッフの皆に本当に感謝感謝です。

ようやくこれで一段落がついた気持ちです。16日の外来開始にむけて最終調整頑張っていきたいと思います。

 

さて本日の気になる医療ニュースはこちらです。中医協総会で次期医療制度改定の話が少しずつすすんでいますね。在宅医療に関わる部分を少しだけ取り上げてみたいと思います。

中央社会保険医療協議会 総会(第362) 議事次第 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000179290.html から ○個別事項(その2)について http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000179580.pdf より まとめスライド何枚かのみ抜粋します。

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要約すると

①ホスピスと在宅との連携をより重視する

②麻薬の日数制限を緩くする

③在宅酸素を慢性呼吸不全ではなく緩和ケア目的でも保険適応とする

④非癌の患者さん、特に心不全の患者さんをメインに、の在宅での緩和ケアを充実させる

自分の考えとしては

①:当たり前、というかこれまで癌拠点病院からの選択肢が札幌ではほぼホスピス一方通行となっているのがおかしいので現状の是正が進めば患者さんのためになると思う。

②:これもいいかと思うけれど緩和ケアを対象した患者さんの治療って正直訪問看護をうまく使えていないことが多いのではないか感じています。長期処方可能となることで患者さんのベネフィットに本当になるのか、そこはよくよく考えなければいけないと思います。(というか訪問看護がうまくつかえていれば別に長期処方でもいいと思いますが・・・)

③:これも当たり前。むしろこの対応、今更感が否めません。在宅やっている医者はみーんなこの制度おかしいってずっと前から思っていたんです。

④これですが非癌以外の患者さんへ、在がんに似た制度の導入ってことになるのでしょうかね?まずは自分としては非癌疾患=心不全と限定しないでほしいと思います。COPDや認知症など様々な病態で緩和ケアが必要になる患者さんたくさんいらっしゃいます。なので心不全と限定しないで”医師が終末期と認める病態”に関して訪問看護を医療保険で導入できるようにする、っていうことでいいのではないかと思います。

在宅やっている医療者であれば癌に限らず終末期は介護保険に縛られずにケアのための訪問回数を増やしたいと思うのは普通のこと・・・・・この点が改善されればわずかですが在宅の医療制度がよくなるかなって思います。

 

 

とまあ色々簡単に書きましたがこのポイント、特に④、は時期改定で結構重要な変更になりそうですね。皆さんはこのスライドみてどう感じますか?