公開日:2017年08月12日

札幌市の人口動態への簡単な考察~2017年版

男から風邪がうつったようでしばらく動きが遅かった長女(4番目)ですがようやく動きが元にもどってきました・・・

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こんにちは、今日は少し時間があったので札幌市の人口動態がどうなっているのか調べてみました。公的な資料から何か気づきがあるでしょうか。以下札幌市の人口動態への簡単な考察~2017年版 by今井です。

まずは2014年から17年の各区の人口の増減や流出出生などの資料です

↓2014年

2014

↓2015年

2015

↓2016年

2016

↓2017年

2017

この流れでわかること

①各区での人口の自然減は既に進行しつつある

②社会増加分も併せても南区と厚別区は減となっている。

③区間内移動では南区、豊平、厚別からの転出が多いのは変わらず、中央区北区への転入が最近はやや減り手稲や西区への移動が増えている

③人口は道外への流出が多いがそれを補う程道内からの流入が増えている。

↓ちなみに各区別の人口の変化グラフがこちらです。(マコマナイジャーナルさんhttp://makomanaijournal.blog.fc2.com/blog-entry-12.html より。南区の人口減の詳しい分析書いてくれています)

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さらに資料の追加で札幌市の人口別の年齢分布をみてみたいと思います。

↓2014年

2014

↓2015年

2015

↓2016年

2016

↓2017年

2017

こちらの資料からわかること

①55歳以上の人口構成は14年37.3%、15年37.7%、16年38.4%、17年38.7%と徐々に上昇しつつあること

②特に75歳以上をみてみると14年10.8%、15年11.0%、16年11.7%、17年12.1%と増加しつつあり、割合としてはこの部分の世代が増えているのではないかと思われる。

ということで上記の資料をまとめると

①札幌市の人口は自然動態では減少がすすんでいる

②人口増加は道内からの流入人口が寄与している

③区により人口増加、減少が明確になりつつある。特に南区、厚別区は社会増加分もあわせても人口減少地域となりつつある。区外への転出も多い

④道内からの流入人口は相対的に高齢者が多い。札幌の家族が呼び寄せているのか、老後を医療資源が豊富な札幌圏内で過ごそうとしているのか、いずれにせよ高齢者が札幌に道内から集まってきている。

 

などなどでしょうか。ちなみにこれらの情報は札幌市の人口統計 http://www.city.sapporo.jp/toukei/jinko/jinko.html から引っ張ってきていますので気になるこかたはそちらも参照にしてみてください。

 

この人口動態の変化、これから先10年でどうなっていくのでしょうか?確か1か月くらい前のブログでも書いたような気がしますが札幌市内でもよくよく住むところなど考えないと”市内過疎””医療過疎”って言葉が当たり前になるような状況になる気がします・・・・と、ここまで札幌市の視点から書いていますが道内の各地域はさらにどうなっているのか・・・・また次の機会にでも北海道の資料みてみたいと思います。ひとまずこの段階で重要なことは北海道内の状況、札幌の状況は年々変化しつつあると思われますが、今後自分が住んでいる地域をどのようにしていくのか一人一人が模索しながら行動していく必要があるんじゃないかなと個人的には感じています。

 

 

うーん、改めて数字でみてみると目に見えない社会の変化が急激におこりつつあることが実感できたような気がしますが皆さんはどう考えますか?・・・・