公開日:2026年09月28日

研修医の皆さんは何を基準に病院を選んでいるの??【2026年医師臨床研修マッチング中間公表から】

こんにちは、札幌のかかりつけ医&病棟医&在宅医@今井です

最近ですが、研修医絡みでよく人口に膾炙する話題としては直美絡みの件があると思うのですが、やっぱり気になるのは彼らの今後の進路のこと・・・・専門医制度や社会保障制度が変化する中で彼らが何を考えどう行動をしていくのかは1医師として興味があります。

っていうことで、9月25日に出た以下の資料を早速ですが確認させて頂きました!

2026年度 医師臨床研修マッチング 中間公表

1枚目のみ以下添付↓

中間公表は、各研修プログラムを第1希望に登録した学生さんの数を出したものです。今年は参加登録者10,079人のうち、9,423人分が集計されています。

人気なのは「首都圏の市立病院」さん

定員1人あたり何人が第1希望にしているかを見てみると・・・

  • 川崎市立川崎病院:定員10に対して79人(7.9倍)
  • 武蔵野赤十字病院:定員10に対して66人(6.6倍)
  • さいたま市立病院:定員15に対して91人(6.1倍)
  • 千葉市立幕張海浜病院:4.8倍
  • 市立豊中病院:4.5倍

首都圏や大都市近郊の、市立・公立の病院がずらっと並んでいます。

ちなみに、さいたま市立病院のホームページを見ると、研修医の給与は1年目で月額約39.7万円、2年目で約41.3万円です。これに賞与と時間外手当が付くそうです。今井の研修医時代とは・・・・比べるのはやめておきます(^^♪

一方で、昔から「激務だけど、そこで鍛えられたら一人前」と言われてきた有名研修病院は、今年はそこまで突出していませんでした。亀田総合病院は1.0倍、倉敷中央病院は0.52倍です。手稲渓仁会病院も1.0倍ですしね。

なので、

「薄給だけど臨床経験は十分つめそうな病院より、そこそこの給与とそこそこの経験を積める病院が選択されている、っていう傾向はありそう」

というのがぱっとみの今井の感想です。

大学病院と地方は・・・選ばれなくなってきていますね。

大学病院のプログラム全体では、第1希望の人数が定員の半分に届いていません。北海道の大学病院の数字は・・・・なかなかショッキングですね(^^♪

  • 札幌医大:定員29に対して第1希望4人
  • 北大:定員34に対して8人
  • 旭川医大:定員33に対して20人

札幌医大は今井の母校なので、この数字はちょっと胸が痛いです・・・(中間公表なので、最終結果はまた変わるとは思いますが)

地域で見ても差があります。東京・神奈川・愛知・京都・大阪・福岡の6都府県は、第1希望が定員の1.13倍です。それ以外の地域は0.77倍でした。北海道は0.75倍(定員404に対して305人)です。道内には、第1希望がゼロの病院もいくつかありました。皆さんも自分の地域の病院、確認してみてください。

じゃあ、研修医の上昇志向は弱まったの??

ここからが今井の本音です。

今井は、上昇志向が弱まったというよりは「上昇の仕方が変わった」んだと思っています。

〇働き方改革で、どこの病院でも時間外労働に上限がかかるようになりました。「どこよりも働いて鍛えられる病院」とそうでない病院の差は、制度のうえで小さくなっています。だったら待遇と生活で選ぶのは、むしろ合理的な判断かなと。

〇キャリアの勝負どころは、初期研修の2年間よりも、その後にどの専門研修を選ぶかに移っています。初期研修を「症例がほどほどにあって、生活が安定する場所」で過ごすのは、長い医師人生を考えた戦略とも言えます。それなら圧倒的に都市部>地方ですよね。

〇SNSやnoteで病院の内情、研修家の一環した対応の有無などがかなり共有されるようになりました。いまの学生さんは、昔よりずっと冷静に病院を比べています。

今井自身も臨床研修制度は経験しましたが、研修医のころから脳神経外科医としていわゆる「働いてなんぼ」の世界で育ちました。(830~1730は普通の研修医として、1730~翌朝までは脳外科のレジとして脳外科の先生と一緒に行動していました。

そのころと比べると「燃え尽きずに、長く良い医療を続ける」というのが今の若い先生たちの感覚なのかもしれませんね(^^♪

在宅医療は、実はこの価値観と相性がいいです、ハズ・・・

当院も、ありがたいことに孝仁会さんから研修医の先生を派遣していただいています。上記を鑑みると、在宅医療は今の若い先生の感覚と合っているなあと感じることが多いです(^^♪

〇チームで支えるので、1人の医師に負担を集中させない運営ができます。

〇オンオフは明確

〇当院は都市部です(^^♪

上記を満たしながら「ほどほどに働く」ことと「深く学ぶ」ことは、ちゃんと両立できると今井は思っています。

っていうことで北海道で研修中の先生方、医学生のみなさん!!在宅医療にちょっとでも興味があれば、気軽に見学にいらしてください。Zoomでのお話からでも大丈夫ですよ。(これが今日一番いいたかったことですよ(^^♪)来春に入職する先生もかなり若い先生です。都市部で一緒にオンオフメリハリつけて医療やりたい医師の方、お待ちしています!!

さて皆さんは上記医師の臨床研修マッチングの中間公表をみて何を考えましたか?よければ教えてくださいね。

 

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