公開日:2026年07月10日

3方よしの事業所経営

こんにちは、札幌のかかりつけ医&病棟医&在宅医@今井です

「三方よし」という考え方

「三方よし」という言葉を聞いたことがありますか?

江戸時代の近江商人が大切にしていた商売の哲学で、「売り手よし、買い手よし、世間よし」——自分たちが儲かるだけでなく、買う人にとっても、社会にとってもよい商売をしなさいという考え方です。

今井はこれが医療・福祉の事業所経営にもそのまま当てはまると思っていますよ。

「事業所にとってよし、患者さんにとってよし、地域にとってよし」

この3つが揃って初めて、本当に意味のある医療・介護事業所だと考えています。

最近、気になることがあります

なぜこんなことを今更?かというと・・・正直に言いますが、最近明らかに「自分たちの利益」だけを優先しているとしか思えない事業所のことを目にすることがあります。

患者さんの状態よりも、算定を優先したケアプラン、訪問看護訪問計画。必要性があるはずなのに他の自分の事業所のサービス導入のために点数を使いすぎて入れない訪問看護。患者さんやご家族に十分な説明をしないまま、都合のいいサービスだけを組み合わせる、などなど。こういうのを見るたびに正直うんざりします。

そしてそれ以上に、そういう事業所のせいで患者さんや家族が負担を担うことになること、医療・介護全体への信頼が損なわれていくことに、危機感を感じています。

事業所が潤うことは、悪いことじゃない

一方で誤解してほしくないのは、「事業所が利益を上げること」自体は悪いことではないということです。収益がなければ、スタッフに適切な給与を払えない。設備を整えられない。新しいサービスを作れない。結果として患者さんへのケアの質が下がる。

だから「事業所にとってよし」は、ちゃんと必要なんです。

ただ、それが患者さんのためになっているか地域の医療・介護の底上げになっているか——この問いを常に持ち続けることは当たり前のことですが重要ではないかと思っています。

当法人が意識していること

今井自身も完璧ではないですが、当法人では上記のことを意識するようにしています。

「この訪問は、患者さんに本当に必要か」「このサービスの組み合わせは、患者さんの生活をよくするためのものか」「地域の他の事業所と連携して、地域全体の在宅医療にとってマイナスとなっていないか」

特に最後の「地域にとってよし」というのは、見落とされがちな視点です。

自分たちが患者さんを囲い込んで、他の事業所と競い合うだけでは、地域の在宅医療は豊かにならない。むしろ「この地域の在宅医療全体がよくなるにはどうするか」を考えながら動くことが、長期的には自分たちにとってもプラスになると今井は信じています。

さて今日は金曜日、大事な大事な会があります。ウィークデイラスト1日、体調管理に気をつけて頑張っていきましょう。今日が皆さんにとって素敵な1日となりますように!!

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