高齢者住宅や施設における在宅医療の今後について考える
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です
この1か月くらいはホスピス住宅における訪問看護の問題についてあまり報道はされなくなってきていますが、依然として次回2026年の診療報酬改定における在宅分野のトピックスの一つだと今井は認識しています。
また札幌に限らずおそらく全国的にそういう傾向が強くなってきているのではないかと思いますが、高齢者住宅であったり特定施設であったり、自宅以外の場所を療養、生活の場とする高齢者がこの数年爆発的に増えてきている状況です。その中で居宅(狭義の意味での患者さん宅)以外の場所での在宅医療の今後については、在宅医療者ならどうなっていくのか、きちんと考えておくべきかなと考えています。
施設における医療ニーズは高度化し、複雑化していくでしょう。また認知症患者さんの増加は、単に身体的な疾患の治療だけでなく、BPSD(行動・心理症状)への対応や、長期にわたる生活支援と医療管理が求められることを意味しますよね。限られた人的リソース、また環境の中、どう対応していくべきか悩みますね。
また同時にそのような施設においては多職種との連携もまた壁になってきます。、医療機関と施設との間で情報共有の仕組みや緊急時の対応プロトコルが十分に確立されている場合はいいんですが、体感としてはいくら医療機関側が頑張ったとしても、施設側の人員が常に入れ替わったり、体制として連携がスムーズに行かないことも多く、結果として入居者さんの安全や質の高いケア提供に支障をきたすこと、現実としてあります。
まぁあとは身寄りのない方にどう地域全体でかかわっていくか、でしょうか。「誰が医療同意を行うのか」「誰が財産管理を行うのか」といった、医療以外の社会的な課題が常に付きまといます。成年後見制度の利用促進や、地域包括支援センターなどとの連携強化が不可欠なんでしょうが、現状では対応が追いついていないケース、散見されています。
高齢者住宅や施設における在宅医療について、今この時にきちんと考えて、そして準備しておくべきかなと1在宅医として、医療法人運営者として考えていますよ。2030年、40年はあっという間にきます!(^^)!
皆さんはいかがでしょうか?先を見て準備していますか?
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