厚労省が医師養成数の減少を指示!今後の医師のキャリアはどうなる??【第12回医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会】
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です
11月20日に開催された「第12回医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」において厚生省から医師の養成数をもうそろそろ減らさなければ、という資料が公開されました。資料はこちらです↓
資料1 医師の確保・偏在対策における医学部臨時定員の方針と医師養成過程の取組について
色々な議論の過程は各自確認を!結論載っている当該スライド2枚だけ皆さんにシェア↓
このスライドで言っていることは
1:医師数はもう充分で上限に達した、これからは医師養成数は削減フェーズ
2:ただ地域によっては医師の多寡があるので足りない地域は地域枠を増やしてよい
3:大学が主体となり地域枠をうまく運用、過疎地に医師を派遣しろ
ってことで、地方はもう既に本格的な人口減少フェーズが加速しているにも関わらず、まだまだ地域に医師を派遣するシステムを作っている、アンバランスな施策が続くんだなと今井は認識しています。
本来であれば診療科の偏在も同時に強く取り組むべきですが、この会議の資料の別の個所を読んでもらえれば理解できると思いますが、正直そっちはこの数年の議論で大きな変化はみられていません。もう国は
地域に医師をばかみたいに増やす→診療科の偏在はそこまで力いれなくても勝手に解消されるでしょ
くらいに考えているのかも知れませんね。
今後考えられる施策としては
1:医師の異動の制限(特に医師少数地域から多数地域には厳しくなる)
2:保険医登録のなんらかの制限(実質的な開業制限&診療科制限)
3:自由診療の医師への大きな制約(養成した医師をそっちにいかせないため)
は5年10年スパンで考えた時には必ず出てくるでしょうね。
上記を踏まえた上でこれから医師になる、もしくは現在20代、30代前半の医師は自身のキャリアをよく考える必要があります。何が最善かは人によって違うので、こうしたらいいよ!って今井が十把一絡げに言うのも烏滸がましいので言えませんが、一つだけアドバイスできるとしたら
「未来は今の延長線上にあるけれど、今とは全く違うものだよ。だから何をしたいかを考えて準備きちんとしなよ、しない人は医師でも厳しい時代がくるよ」
くらいでしょうかね。今井もその時代に備えて今からどうすべきかは考えています!(^^)!
皆さんはこの資料を読み何を考えますか?公的資料を読み込むことは社会保障制度の未来を予測する上で非常に重要です。是非是非皆さん気にしてチェックしてみてくださいね。
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