ホスピス・緩和ケア病棟の理念に見合う診療報酬とはどう在るべきか?【2026年診療報酬改定に向けて】
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です
医療者の中で医療機関経営に携わっている一定数の人は2026年の診療報酬改定がどうなるか、かなり注視しています。それは2026年~28年の医療の在り方を決定するものとなるだけでなく、大きな流れの中では2030年に向けた全国の病院の統廃合がどうあるべきかを決めるものとなるから、と考えているからです。
さてそんな2026年、令和8年の診療報酬改定ですが、今井としてはあまり最近は話題にはならないものの再考すべきだと考える診療報酬があります。
それはホスピス・緩和ケア病棟における診療報酬です。(ここでは在宅は抜きにして入院医療にフォーカスして話していきますね)
皆さん現在のホスピス緩和ケア病棟の入院基本料知っているでしょうか?それはこうなっています。
問題点はいくつかありますが、今井が一番気になっているのは2点です。
①入院後30日までの点数がべらぼうに高くその後は減算していくため、30日を経ったら退院を促すのが実際となっている
②認知症や心不全や腎不全などが対象にならず、がんとAIDSの患者さんのみが対象となっている
この2点については絶対に変わるべきではないかと考えていますが、皆さんもそう思いませんか?なぜ30日?なぜがんやAIDSだけ?って思いませんか?
入院基本料、つまり診療報酬は下げていいので対象疾患を拡大してほしい・・・これが現場で医療を提供している人の実際ではないでしょうか?(っていうかそもそも根本的なところから言ったら緩和ケア病棟なんてなくてもきちんとした緩和ケアが入院中に受けられるようになるっていうのが一番ベストなんですが)
在宅ホスピスの問題点が最近巷間に流布していますが、入院の問題点についても今一度考えるべきではないでしょうか?皆さんは如何お考えですか??
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